和歌山に行ったついでに帰りに名古屋に回るという仕事があって出かけました。初日は夜に和歌山に到着して寝るだけなので、和歌山駅前の便利なビジネスホテルを予約。2泊目は蟹江町の尾張温泉で湯元別館という宿を予約しました。今回の旅ではこっちがメインというか、楽しみ。
午後から東京を出て、新大阪から特急くろしおでJR和歌山駅に向かいました。夕食は駅弁。「大阪~神戸間開通140周年記念弁当」。たしか大阪~神戸間というのは新橋~横浜についで古い路線だったような。
これが最近食べた駅弁の中ではかなり上位にくるおいしさでした。特に牛肉を甘辛く煮たやつが美味でした。
電車に乗ってすぐに食べてしまったので、あとはすることもなく退屈。
少し雨が降ってきましたが、ホテルは駅裏(東側)のすぐ近くだったので傘もささずにチェックイン。部屋はこんな感じで、なかなかシックなムード。
あらかじめ空気清浄機と加湿器が置いてあって便利。私は両方稼働させてみました。
翌日の朝食バイキング。コロッケが揚げたてでおいしかった。
この日は朝早くから紀三井寺駅まで行き、仕事が終わった帰りはお昼頃にバスで再び和歌山駅へ。和歌山駅から再びくろしおに乗って新大阪に向かいました。このとき、地下街で親子丼を食べましたが、何の変哲もないやつだったので紹介はパス。
近鉄の蟹江駅から尾張温泉湯元別館までは少し距離があるので、タクシーで向かいました
ここの特徴は部屋がすべて離れ形式になっていること。そのへんについてはおじゃるさんのブログ「温泉にいらっしゃい♪」で発見しました。私は温泉に行く時、このおじゃるさんブログをかなり参考にしています。
中に入ると普通の一軒家の庭のような雰囲気。どこに宿の人がいるかもわからないので、適当に声をかけるとご主人らしき人が出てきました。けっこう若い人でした。正面玄関の門限や、遅くなった場合の入口などを教えてくれて、お風呂の場所などを案内しつつ、部屋に案内してくれました。
この灯が懐かしいですね。昔の安普請の団地によくあったような。
こういう一戸建て風の部屋が何軒か建っていて、一番奥のほうにお風呂棟があります。
脱衣所。
お風呂自体はほかに客がいて撮影できませんでしたので、例のおじゃるさんのブログを参照してください。なかなか本格的な岩風呂で、非常に快適なお風呂でした。
到着後すぐにお風呂に行った時に2人の先客がいて、一人は背中に入れ墨満開の御方。ヤーさんかと思いましたが、「こんにちは」と挨拶するとヤーさんとは思えぬ穏やかな応対だったので、違うんでしょうね。
お風呂が気に入ったので、朝までに3回入りました。
お風呂にはシャンプーなどは置いていなくて、部屋に常備してあるのを持っていく形式。
テレビ台の下に浴衣やタオル、ドライヤーなどが置いてありました。
夕食は付けていなかったので、近所で外食しようと思っていました。飲食店やコンビニの場所を案内する手作りマップも置いてあり、少し歩けばいろいろ店はありそうでしたが、宿の真ん前がスーパーマーケットのバローだったので、ここで買い出しして済ませることにしました。
結果的に買ってきたのがこれ。
コロッケパンを買った上に、ちょうど揚げたてコロッケが並べられているところだったのでそれも買ってきてしまいました。まあ何というか、貧しい感じといわざるを得ません。パンが2個とも「ビッグ」サイズなのがせめてものぜいたくか。
とはいえ、翌朝の朝食が付いているので安心。朝食は別棟の食堂で食べます。前日に食べる時間をいっておいて、その時間に行くと準備ができています。
この宿の朝食はまさに作りたて。煮物や卵焼きまで熱さが残っていて、大変おいしゅうございました。味噌汁は名古屋の八丁味噌風。ご飯はおひつにたっぷり入っていたので、私は3杯食べました。
追加で出てきた干物も当然焼きたて。この宿に泊まるのはどんな人かと想像してみましたが、食事がおいしいので、それが目当てのビジネスマンもいるかもしれないと思いました。それと独立棟の部屋配置は、隣の音などが気にならないのでいいかも。
そんなわけで朝食後にタクシーを呼んでもらい、名古屋での仕事に向かいました。
ご主人とはほとんど会話する機会がなかったのですが、「別館」という名前が付いているように、近くに本館の料理旅館があります。そちらとうまく客層を分けて、商売を続けているのかもしれません。
[蟹江町 尾張温泉湯元別館](2014年9月宿泊)
■所在地 愛知県海部郡蟹江町源氏3-59
■泉質 単純温泉 低張性弱アルカリ性泉(源泉掛け流し)
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