日本ボロ宿紀行

ボロ宿にあこがれ、各地のボロ宿を訪ねています。

山形の宿

「ボロ宿」というのはけして悪口ではありません。
歴史的価値のある古い宿から単なる安い宿まで、ひっくるめて愛情を込めて
「ボロ宿」といっています。自分なりに気に入った、魅力ある宿ということなのです。
もともと、できるだけ安く旅行をしたいということから行きついた結果ではありますが、
なるべく昔の形を保って営業している個性的な宿を応援していきたいと思います。
湯治宿や商人宿、駅前旅館など、郷愁を誘う宿をできるだけ訪ねて、
記録に残していくこともいずれ何かの役にたたないかなと‥‥。

大雪の上山市内を散策しようとして挫折 [かみのやま温泉 三木屋]

山形県の天童にいく仕事があり、前泊しようと思って宿を探したのですが、天童市内では空いている宿を見つけることができず、結局いろいろ迷ったあげく上山温泉に泊まってみることにしました。山形市内や、その他の温泉地も泊まれるところはあったのですが、上山は通るだけでまともに行ったことがなかったので、いい機会だと思ったわけです。ちょっとお城なども散策してみようかなどと。

東京駅からつばさに乗車。

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しかし当日の山形はけっこうな雪でした。新幹線でかみのやま温泉駅に到着。駅には「おくりびと」ロケ地のガイドが貼ってありました。「おくりびと」といえば酒田でロケ地巡りをしたことがありますが、こんなところでも撮っていたとは知りませんでした。

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駅を出るとかなりの降り。こんな雪で長く歩くのは無理だと思いましたが、直接宿に行くには時間も早いので、とりあえず駅からそんなに遠くないロケ地である、モッくんと広末が住んでいた家に行ってみることにしました。

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ひたすら降る雪の中を歩き、川沿いの道ですぐにめざす物件を発見。ロケ地の看板も出ています。

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何だか喫茶店を改造したような不思議の作りの印象的な家として登場していましたが、実際も変形敷地に建てられた不思議な構造の家でした。

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スナックの看板が出ていました。しかし何かの創作工房のような看板もあり、現在何に使われているかよくわかりません。中の見学はあきらめました。

雪がますます降ってきましたが、川沿いに「ラーメン」の赤いのぼりを発見。ちょうどお昼を食べるところを探そうと思っていたので、入ってみることにしました。

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川に沿った小さいそば屋というか、食堂というか。私が入ったのは店の裏側からだったせいか、こんなところに店があるのかと不思議な感じのする立地でした。

店に入るとおやじがひとり客でいて、あとは子供があがりでテレビを見ていました。私がカメラを持っていたのでおやじが「この雪じゃ写真撮影は大変だべえ」みたいなことを話しかけられたので、適当に返事をしたのですが、私をプロカメラマンか何かだと思ったみたいでした。「お城は近いですか」と聞くと「近いけど、この雪じゃあ写真はなあ~」ということでした。

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私がオーダーしたのが「チャーシューメン」だったのか、何かほかの名前がついた「ラーメン」だったのかは忘れましたが、なかなかうまいラーメンでした。そば屋のわりにはかなりレベルが高い。これでだいぶ暖かくなりました。

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ここを出て、川をのぞいてみると、鴨がこの寒いなか泳いでいました。
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さらに歩いていると「二日町共同浴場」という看板を見つけたので、寄ってみることにしました。

しかしよく温泉場にあるような渋い共同湯ではなく立派な銭湯みたいなお湯だったので、入るはあきらめ、すぐ近くにある「カミン」というショッピングセンターに避難。雪が多く寒いので、またも少しあたたまろうという魂胆です。

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「カミン」の中には小さな食堂もあり、私はそこでコーヒーを飲みながら、今日の計画をいろいろ考えたのですが、やはりこの雪ではお城や武家屋敷の散策は厳しいと判断し、早めではありますが宿に行くことにしました。私が泊まる宿は数ある上山温泉街の中で「高松」というエリアに立地しており、市街地から少し離れていますが、地図でみる限りそんなに遠くない感じで、道も1本でわかりやすいので歩いていくことに決定。

「カミン」でだいぶ時間をつぶした後、中にあったスーパーで、牛丼弁当を買いました。宿は素泊まりで予約してあるので、これが夕食になります。

しかし歩いてみるとかなり遠く、やはりタクシーを呼ぶべきだったか、と泣きそうになりましたが、もはや遅い。黙々と歩いてようやく宿に到着しました。

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この日の宿は「三木屋」とかいて「さぎや」と読みます。適当に安い宿を選んだのですが、かなりの高級温泉旅館風です。歓迎看板に私の名前も書かれていました。素泊まりで一泊だけなのに、申し訳ないような気持です。

玄関を入ると仲居さんたちが迎えてくれて、「こんな雪のなかを駅から歩いてきたんですか」と驚かれたので「いや、あちこち回りたかったので‥‥」とごまかしつつ、本当は「タクシーで来れば良かった」と改めて思いました。やはり歩いてくる酔狂な客はあまりいないのでしょう。基本的に駅からの送迎もしてくれるようでした。

部屋に通されました。床の間などもある立派な座敷でした。素泊まりだとそんなに高くなかったのですが,やはり本当は高級宿なのでしょう。

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一応部屋にお風呂もあり、もちろん洗面台もありました。

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とにかく早速大浴場へ。雪の日とか、寒ければ寒いほど、温泉というのは実にありがたいものだと感じます。部屋からすぐのところが大浴場。

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大きな内湯と小さい露天風呂があります。露天風呂はかなり熱かったので、私は主に内湯に浸かりました。

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部屋に戻っても特にやることもなく、テレビなどを見ていましたが、時間も遅くなったので牛丼弁当を食べて寝ました。

風呂に行く前、布団をもっと部屋の真ん中に敷いてくれようとしたのですが、私は端ほうが何かと便利だからというので、部屋のすみのテレビの前に敷いてもらいました。牛丼弁当は冷たくなっていました。わびしい夕食です。

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翌朝、早く出て天童に向かう必要があったので、とっとと宿を出ます。改めてみると、部屋は中庭に面していてなかなかい風情のある眺め。

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廊下を歩いていると、何だか、単なる高級宿ではなく、それなりに湯治場っぽい雰囲気もあるような気がします。

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この日も雪でしたが、宿から駅までクルマで送ってくれました。送ってくれたおっちゃんの話はおもしろかったのですが、ちょっと公開するとまずいかもしれないので省略。あれほど苦労して歩いた道のりもクルマだと10分かそこらでした。

かみのやま温泉駅から天童駅へ。考えてみれば山形新幹線というのも実態は奥羽本線なので、普通列車も走っていますが、今回は特急つばさ(要するに山形新幹線)で向かいます。

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天童駅の駅ビル内で朝食の立ち食いそば。さすが山形だけあって、立ち食いもそれなりにうまい。

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天童駅。駅ビルの中に将棋資料館がありましたが、時間がないのでパス。

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仕事が終わって帰りも天童駅の近くでラーメン。

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のどかな山形の風景を眺めながら東京に戻りました。

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このあたりは昔はよくバイクで走ったところです。銀山温泉とか、肘折温泉など、よく行った温泉もあるので、時間があれば今回ももう一泊くらいして、天童をゆっくり歩いてみたかったところでした。

[上山温泉  三木屋](2014年3月宿泊)
■所在地  山形県上山市高松283 
■泉質 ナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩泉
■楽天トラベルへのリンク→三木屋(かみのやま温泉)
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大正末期の商家建築。「おくりびと」の世界にひたる [酒田 最上屋旅館(後編)]

「最上屋旅館」の後編です。

とにかく夕方宿に到着して、通された部屋がすごく気に入りました。

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欄間もなかなか凝った造りになっています。

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急な階段から廊下が続いていて、廊下が喫煙スペースになっていました。屋根裏の隠れ家みたいな部屋なので、窓からは隣の瓦屋根しか見えません。

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部屋につくとご主人が、「お風呂は家族風呂ですが、今お客さんが入っているので、空いたらお知らせします」ということで、しばらく待ちました。やがて内線電話で空いたと知らせてきたのでお風呂へ。1階の廊下の造りなども、よく見るとなかなか風情があります。

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お風呂は意外に広くて、中から鍵がかかるのでゆっくり独占して入ることができます。

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そんなことをしているうちに食事の時間になりました。食事は1階の小さな食堂でとります。ごはんは炊飯ジャーが置いてあって基本的にセルフ。刺身や鍋が付いたなかなか豪華な夕食でした。何組か客がいましたが、先に席についていた夫婦の客は、ごはん3杯ずつ食べていました。

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実際、ごはんがおいしかったので女将さんに聞いてみると、やはり地元産の米で、いろいろテストした結果、これが一番おいしかったということで選んだ米だそうです。なんだかんだいって、またもビールとお酒を飲んでしまいました。

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食事のあとは、さらに部屋で村上で買った地酒を飲み、けっこう酔っぱらって早く寝てしまいました。この日はけっこう寒かったのでガスストーブを付けてみたりしましたが、ふとんに入ってしまうとすぐに熟睡。昼間かなり歩いたので、ちょっと疲れていたのかもしれません。

朝目が覚めるとすでに明るくなっており、すごくいい天気です。

朝食も同じ食堂で。

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食後部屋に戻ると、すでに布団は片づけられていました。しかし改めて見てみると、布団が敷いてあった部屋は階段のすぐそばにあり、障子はあるものの、もし寝相がものすごく悪いやつなら、一気に1階までころげ落ちてしまう危険はないのでしょうか。

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でがけにご主人が「今日は天気がいいので鳥海山もよく見えます。前はこの宿からも見えたんですが、隣にビルが建ったので、今のおすすめ眺望スポットは隣のビルの2階です(笑)」と教えてくれました。

確かに隣には小さな商業ビルが建っていて、その外廊下に勝手に入ってみると、鳥海山がきれいに見えました。しかしもう少し高いところから見てみたい感じ。手前の木がじゃまです。

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この日は夕方までに陸羽西線で新庄まで行き、さらに陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉に行く予定でした。時間的にはけっこう余裕があるので、酒田市内でまだ見ていない旧武家屋敷の本間家旧本邸を見に行くことにしました。宿を出たのは8時30分くらい。

きのう歩いた旧鐙屋前の道の並びに本間家旧本邸があります。ちんたら歩いていると、松尾芭蕉ゆかりの地の標識がいくつかありました。

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あのおっちゃんはいろんなところに泊まっているんだな、と思いながら、本間家に付くと、10時オープンということでまだあいていませんでした。

向かい側に別邸があって、そこの人に聞いてみると「今の時間ならこの先の鐙屋という回船問屋の跡が開いています」ということでしたが、しかしそこはもうきのう見ています。

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「それなら、川沿いに山居倉庫というのがあるのでいってみたらいかがですか」というので、それは見ていないので行くことにしました。時間をつぶして待ってまで本間さんの旧居を見たいわけでもないのですが、事のなりゆきというか、10分くらい歩いてその「山居倉庫」へ。

途中の道端におしんがいました。こういう像は酒田の各地にありました。

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山居倉庫に到着。江戸時代の米倉みたいななかなか雰囲気のある一帯です。

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荷物を運ぶ川船なども残されていて、展示してありました。ここから川に降りられるので降りてみました。なかなかいい風情。

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倉庫の裏手にはけやき並木があってすごくきれいないいムードの石畳の通路になっていました。

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しかしここも後で見たら吉永小百合に先を越されていました。

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この人は東北各地に出没していますね。

ここにおおきなおみやげ屋さんやカフェがあったので時間をつぶし、いよいよ旧本間家本邸に戻りました。

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なかなか立派な家でしたが、中は写真撮影禁止。しかも、この2日間、古くて大きな家をずいぶん見たので、それほどの感動はありませんでした。でもなかなかいい家であったことは確かです。

この後は近くにタクシー会社があったので、そこでクルマを出してもらって酒田駅に戻りました。

駅に行ってみると電車まで1時間くらいは待ち時間があったので、駅ビルでおみやげを買ったり、玉こんにゃくを食べたりして時間つぶし。

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ここのトイレに入ってみたら、ソファー付きのやたらと豪華なトイレなのでびっくりしました。

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このあと、陸羽西線の普通電車で新庄をめざしました。車窓からは左手に鳥海山、右手に月山が見えるという、なかなかの風情。

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山にはかなりの雪が残り、このへんはの田んぼもまだまだ田植えが始まっていませんでした。このへんの田んぼでチェロでも弾いてみたい。なんちゃって。

新庄では、乗り換え時間が5分くらいしかなく、あわてて松尾芭蕉先生などの写真を取りました。

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ここからの陸羽東線はまたも普通電車。山形~宮城の県境を抜ける山越えの道です。

そういうわけで、「おくりびと」ツアーはようやく終了。そんなにちゃんと回ったわけではありませんでしたが、「最上屋旅館」さんが期待以上にいい風情だったのと、酒田の町の歴史を感じさせる趣もよかった。

いまさらといいつつも、訪ねてみてよかったと思いました。

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[酒田  最上屋旅館](2011年5月宿泊)
■所在地  山形県酒田市中町2-2-16
■楽天トラベルへのリンク→最上屋旅館<山形県酒田市>
 
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大正末期の商家建築。「おくりびと」の世界にひたる [酒田 最上屋旅館(前編)]

今年のGWは村上に一泊した後、酒田に回ってさらに一泊する計画でした。

酒田にはどうしても泊まりたい宿がありました。「最上屋旅館」。大正末期の商家建築で、風情のある宿らしいのですが、2010年の2月に泊まり損ねた宿です。その時は秋田から回る予定でしたが、当日の大雪で羽越線、奥羽線、陸羽西線がすべて不通に。酒田に行く手段がまったくなくなり、やむなく当日キャンセルした宿です。

そのとき電話口に出たご主人は「そういう事情であれば致し方ありませんので、お気をつけてお帰りください。次の機会にぜひお立ち寄りください」といってくれました。

ついにそのときの雪辱を晴らす機会がきたわけです。

村上駅から普通電車で酒田に向かいました。ひと駅ひと駅の車窓の風景を眺めながらのんびり進んでいくと、鶴岡駅に到着。鶴岡も歴史のある町で、藤沢周平文学の聖地。せっかくなので、ここで途中下車してお昼でも食べていこうと思い立ちました。

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駅にある観光案内所に立ち寄って「1時間か2時間で見るとしたらどのへんに行ったらいいでしょうか」と尋ねました。案内所の人は「見どころは駅から少し離れていますが、旧商家跡や藩校跡、博物館などがありますので、そのへんに行ってみてはいかがでしょうか」と教えてくれました。

タクシーでいわれたあたりに行ってもらうと同時に、運転手さんに「鶴岡で軽く食事をするとしたら、どこがいいでしょう」と相談すると、鶴岡公園の周辺にいくつか店があり、「麦きり」といううどんみたいな鶴岡名物が食べられる、ということでした。

5分くらいで目的地に到着し、降り際に運転手さんが「この先が鶴岡公園で、到道博物館なんがあるけど、その近くに店があるから」と教えてくれたので、まずは安心して、最初に到着した「旧風間家住宅  丙申堂」を見学することにしました。

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ここにはガイドが何人かいて、けっこうていねいに説明をしてくれつつ、映画「蝉しぐれ」で、市川染五郎と木村佳乃の2ショットを撮影したという部屋で記念写真を撮ってくれました。逆行でほとんど顔が写っていませんでしたが(笑)。

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とにかく大きな商家で、石を置いた屋根や金庫蔵などいろいろ見どころがありました。ここを見るだけでもけっこう時間がかかります。

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この家の近くに「丙申堂」とセット料金で見学できる「無量光苑  釈迦堂」というのもあったので行ってみました。こちらは風間家の別邸だそうで、建物は小さいですが庭がかなり広い。かなり豪勢な建物で、大事なお客があった時はこちらに泊めたりしたそうです。

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ここの受け付けをやっていたおばちゃんとけっこう話し込んでしまいました。

以前の地震で庭の池が枯れてしまった話とか。実がなる植物は鳥が荒らすので植えられないとか。

私が東京からきて、今日は酒田の古い宿に泊まるというと、「私もやっぱりホテルなんかより、旅館と名のつくような宿がいい。このあいだ東京でホテルに泊まったけれど、カードか何かがないと電気もつかないし、わけがわからなかった」とこぼしていました。

そんなことをしているうちに、お昼を食べるような時間がなくなってしまいました。電車を1本逃すと、次がかなり遅くなってしまいます。駅まで20分くらいだと思いますが、おばちゃんが「タクシーを呼んでやる」というのでお願いしました。

また普通電車に乗って酒田へ。酒田駅のホームにはいろいろ変なのが置いてありました。

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駅前にもあまり食事ができそうな店がなかったのですが、立ち食いそばを発見。私はそれでなくてもこういうのを見ると入ってしまう癖があるのですが、ちょうどお昼を軽く食べるのにちょうどいいと思いました。

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しかし廃業していました‥‥。

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残念。もう2時を過ぎていたので、どうしようかと思いましたが、駅の観光案内所でもらった地図を見ると、「最上屋旅館」の近くには「おくりびと」のロケで使った家などもあります。そこでまずいったん宿に荷物を預けて、それから付近を歩いてみることにしました。宿に電話すると、女将さんがこころよく引き受けてくれました。

駅から宿に行く途中は、どこか寂れた感じで、古い飲食店などが廃業しているのが目につきます。酒田といえば北前船で繁栄した町ですが、以前に大火にも遭っており、昔ほどのにぎわいはなくなっているようです。

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宿に荷物を預けて、身軽に付近を歩いてみました。とりあえず、「おくりびと」でモッくんが勤務していた葬儀屋の事務所「NKエージェント」をめざしました。

そこに行く途中にも、古い料亭みたいな豪華な建物や、時代がかったキャバレーなどがありました。昔の繁栄がしのばれます。

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宿から歩いてそんなに遠くないところに「NKエージェント」がありました。さすがGW、けっこう人がいます。映画の公開からだいぶ時間がたっているので、どうかと思いましたが、それなりに見学客が来るようです。

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映画に出てきた事務所のセットが、だいたいそのままの感じで残されていました。奥のほうに棺桶もディスプレイされたままです。

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ここの3階には山崎努とモッくんがふぐの白子を食べた社長室のセットも残されていました。火鉢やふぐの模型も置いてある、記念写真スポット。

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さらにここに行って初めて知ったのですが、銭湯のおかみさんである吉行和子の死化粧をした部屋もここの1階にありました。

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広末が座っていたあたりには、どこかのおばちゃんが写ってしまいました。

このふとんに実際に寝て記念写真を撮ってやろうかと思いましたが、そういうことをする人はたぶんめったにいないと思ったのでやめておきました。

「おくりびと」関係はここで充分堪能したので、何かお昼を食べる必要もあり、移動することにしました。地図を見ると港のほうに観光市場があるようです。港に向う途中の坂道にも古い大きな家や倉庫のような建物が残されています。このへんも大火の被害には遭わなかったのでしょうか。

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港に行ってみると、期待通り海鮮料理が食べられる店がありました。しかしどれもけっこう豪華で、いまさらこういうものを食べてしまうと、宿の晩ごはんが食べられなくなってしまいます。

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結局アゴだしのうどんを食べることにしました。このうどんがすごくおいしかったので、アゴだしの濃縮だしを買ってきてしまいました。

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港を少し見学したあと、酒田といえば欠かすことができない回船問屋の跡に向いました。「旧鐙屋」。港から市役所方向に坂をあがったところにあります。もうずいぶん歩いて疲れていますが、歩くしか移動手段がありません。

「旧鐙屋」は大きな回船問屋で、その前の通りは江戸時代には多くの回船問屋が軒を連ねていたそうです。建物の中は、変な人形が当時の様子を再現していました。

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回船問屋がどんなに儲かっていたか、よくわかるような、なかなかおもしろい建物でした。

さて、このへんで5時くらいになっていて、少し寒くもなってきたので宿に戻ることにしました。「最上屋旅館」には、3階に屋根裏部屋みたいな4畳半があるので、そこに泊めてもらうように頼んでありました。

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宿に着くととご主人が迎えてくれて「はしごみたいな急な階段ですからお気をつけください」といいながら、部屋に通してくれました。部屋にはすでに預けた荷物が運んでありました。

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4畳半とはいいながら、何と2間続き。思ったよりきれいで上品な感じですが、昭和元年ころの造りのままだそうです。間には小さな襖の仕切りがありますが、かがまなければ通れないサイズ。

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私としては、思ったよりきれいだったけれど、もうこの部屋の雰囲気だけで、うれしくなってしまいました。執念を持って泊まりにきて良かったと思いました。

というわけで、ここまでだいぶ長くなってしまったので、続きは次回にします。

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しばらく閉じこもって暮らしてみたい、絶品露天風呂の一軒宿 [滑川温泉 福島屋]

もうあまりにも古いネタなのでここにのせるのはどうしようかと思ったのですが、古い紙焼き写真がたまたま残っていたのでスキャンしてみました。1998年に行った「滑川温泉」の福島屋です。

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山形の山奥にあり、ここからさらに奥にいくと有名な「姥湯温泉」につきます。どちらも秘湯としてけっこう有名なのではないでしょうか。

このころは、今以上にバイクでやたらとあちこち回っていたのですが、ほとんど写真を撮っていないか、撮っていても残っていません。「ボロ宿」というくくりでいうと、岩手の「夏油温泉」とか、長野の「小谷温泉」とか、かなりのボロ宿にも泊まっているのですが、写真がまったくありません。

とにかくアクセスがあまりよくなく、オンロードバイクで行くと途中からダートになるので、けっこう苦労した覚えがあります。だいたい国道からの分岐点がわかりにくい上に、山奥の分かれ道にもあまり標識がなく、「本当にこの道」でいいのか、と不安になりました。途中に茶屋のような小さな店があったので、そこで確認して、さらに山奥に入っていった結果、ようやく到着したわけです。この店の人はよく聞かれるのか、慣れた感じで道を教えてくれました。

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もう10年以上たちますので、福島屋も変わっているかもしれせまんが、当時は木造の古い建物に食事付きで泊まりました。古めかしい部屋に通されると、部屋に火鉢がおいてあり、混浴の内湯も湯治場風情にあふれています。廊下や階段なども慣れないとちょっとあぶないのでは、と感じるくらい古びていました。

食事も質素なもので、大勢で食事用の座敷で食べました。となりのおっちゃんたちが、出てきた川魚が鮎かヤマメか、あるいは岩魚かと真剣に議論していて、ついにこっちの意見を求めてきたので、「たぶん岩魚ではないか」と答えた記憶があります。ほかの客もあまり観光客らしき人はいなくて、真剣に湯治目的で来ている人が多かったような気がします。

宿の裏には滝があり、洪水で運ばれてきたような巨石がごろごろしていました。宿自体が山奥の一軒宿なので、本当に秘湯にきたという感じがしました。

露天風呂もすぐ横に川が流れ、解放感があり野趣満点でした。白濁していてやや青みがかったお湯もいかにも効能がありそう。いまから思えば貴重な露天風呂で、もっと入ればよかったと思います。その後いろいろ温泉にいっても、これほどの露天風呂はあまりないような気がします。当時はあまりそのへんの価値がわかりませんでした。

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もう一度いってみたい温泉のひとつです。今はアクセス道路などもだいぶ変わっているのではないでしょうか。なるべく変わっていないことを願うばかりです。

[滑川温泉・福島屋](1998年5月宿泊)
■場所 〒992-1303 山形県米沢市大沢滑川15
■泉質 硫酸塩泉
■楽天トラベルへのリンク→滑川温泉 福島屋

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たまたま立ち寄って気に入った米沢の奥座敷 [小野川温泉 亀屋万年閣]

「亀屋万年閣]に泊まったのは2004年で、そうとう昔のことです。去年、米沢を通りかかったところ、NHKの大河ドラマ「天地人」のおかげで、上杉神社周辺はずいぶんにぎわっており、「かねたん」とか、関連グッズもいろいろ売られていました。その屋台の中に、「小野川温泉」の足湯というのがあって小野川温泉から運んだお湯で、足湯を作ってディスプレイしていました。それを見て、この「亀屋万年閣」の記憶がよみがえってきました。それまではすっかり忘れていました。

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この宿には山形をまわっている時に、たまたま泊まることになったのですが、小野川温泉は小野小町ゆかりの湯として有名だそうです。小野小町の顔だけ丸く切り抜いた記念写真用の看板もありましたが、こういうのは昔からどこにいってもありますね。ここに顔を入れて記念写真を撮っていると、はたから見てすごくまぬけに見えるのはわかっているのですが、ついついやってしまうのはなぜでしょうか。ちなみに今年行った上杉神社でも、上杉鷹山と直江兼続でやってしまいました。下の写真2点は去年米沢で撮影したもの(注:画像修正済)です。

小野川温泉
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このときは予算優先で、素泊まりで安い宿という基準で決めたのですが、実際にいってみるとなかなか風格のある建物であり、どっちかというと好みの雰囲気でした。カステラでも出てきそうな、聞いたような名前も気に入りました。部屋の写真が残っていないのが残念ですが、古いとはいえ2間続きのものすごく広い部屋で、ちょっと昔の遊廓のような独特の雰囲気。けっこう気に入りました。

亀屋万年閣

お風呂も大きな近代的な内湯のほか、かなりボロい家族風呂もあったと思います。全体として渋くていいのですが、何というか、あまり普通の観光客が喜ぶような雰囲気ではなかったので、いまは変わっているかもしれません。

小野川温泉にはだいぶ早い時間に到着したので、付近を散策しました。温泉街には「「尼の湯」という共同浴場もあり、なかなか繁盛していました。けっこうお湯が熱く、あまり入っていられませんでしたが、地元の人が多いのか、けっこう世間話しが盛り上がっていて楽しい雰囲気でした。

尼の湯

また小野川温泉は「ほたるの里」としても有名だそうで、川向こうにも大きな露天風呂があり、川沿いの休憩所にはラーメンの出前をしてくれるシステムがあり、「ラーメン出前スポット」がいくつか設置されていた記憶があります。

この露天風呂はけっこう大きな岩風呂で、解放感があるいい風呂でした。この露天風呂の周辺が「ほたる祭り」のメイン会場になるようなのですが、私が行った時はちょうどホタルが終わる時期で、まったく見られず残念でした。

温泉街にはかなり古そうな神社や足湯もあり、川の向こうの高台には寺のような建物や木造3階建ての渋い旅館も見えました。時間があるのでずいぶんあちこちまわりましたが、温泉街の中心に、非常に魅力的な宿をみつけました。「扇屋旅館」といいますが、今度ここに来るときはぜひ泊まりたいと思いましたが、まだその夢は果たせていません。かなり古くていい感じの旅館です。

扇屋旅館

の日、素泊まりだったので、夕食は温泉街のラーメン屋とも居酒屋ともつかぬような店で食事をしました。冷や奴や焼肉定食などを食べた記憶があります。予備知識もなく、たまたま訪れた小野川温泉でしたが、コンパクトにまとまった温泉街と、川向こうを含めた散策ルートはなかなか感じがよく、ぜひまた訪問してみたい温泉のひとつです。

[小野川温泉・亀屋万年閣](2004年8月宿泊)
■場所 〒992-0076 山形県米沢市小野川町2481
■泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(源泉かけ流し)
■楽天トラベルへのリンク→小野川温泉 亀屋万年閣
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昔からの湯治システムが残る山奥の隠れ里 [肘折温泉]

初めて「肘折温泉」にいった時は、新庄からバスで行きました。バスが次第に山奥にのぼっていき、1時間ばかりたつと大きなカルデラ盆地に向かって急に下りはじめ、その中心に突然大きな温泉街が見えてきます。

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最初はこんな山奥にいきなりにぎやかな街を発見して、まるで狸に化かされたような、あるいは隠れ里を発見したような不思議な気持になりました。

「肘折温泉」は湯治場として有名ですし宿も多く、木造3階建ての歴史を感じる個性的な建物がたくさん残っています。宿は温泉の中心街にある程度集まっており、商店や酒店、おみやげ屋、旧肘折郵便局などを中心に独特の湯治場ムードをかもし出しています。

肘折郵便局
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↑は肘折郵便局の旧局舎と、隣接する住宅です。局長あたりが住んでいたのではないでしょうか。

結局ここがえらく気に入った私は計4回いっています。泊まったのは最初の2回が「亀屋旅館」、3回目が「若松屋六助」、今回が「松井旅館」です。どこも古い建物で部屋の独立性などはなく、襖や障子で仕切ってあるだけの昔風の湯治宿です。通に面した廊下には手拭いなんかを干してあり、まさに湯治場そのものです。

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宿も代々経営しているところが多いようで、湯治客の扱いにも慣れており気配りも行き届いています。湯治客がゆっくり自由に、何の気づまりもなく長逗留できる雰囲気が街全体にあります。

肘折温泉の特徴は昔ながらの湯治宿風情がただ残っているだけでなく、湯治場機能もしっかり残っていることです。いまだに長期滞在の湯治客にとって便利な仕組みが残されています。

例えば宿では普通の二食付きのプランで泊まることもできますが、湯治プランで長逗留することができます。その場合は食事なしということになっていますが、実際には非常に素朴な食事が出ます。ごはんと味噌汁とおかず1品(焼魚など)、漬物など。昼食も希望すれば別料金になりますが、なにか出してもらえます。

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↑は松井旅館の食事例。結局これだけで食事を済ませることもできるし、自炊設備が整っている宿が多いので、自分で煮染めとか作ったり1品付け足す人もいます。私も豚汁とか高野豆腐の煮物なんかを毎日食べたりしました。要は好きなものを気ままにプラスすればいいわけです。

食事ができる店はいくつかありますが、私が滞在中のお昼を食べるのは「寿屋」というそば屋です。典型的な山形の田舎そばですごく気に入っています。

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また、朝5時半頃からは温泉の中心街で朝市が開かれます。朝市は近在の農家が野菜や漬物などを持ち寄って売っています。ろくなものを置いていない観光朝市ではなく、地元の農家が野菜などを持ち寄ってたくさん売られています。湯治客もこれを目当てにしており、自炊の材料やおかずなどもここで手に入れることができるわけです。

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肝心のお風呂もなかなかいいです。飾り気のない小さな浴槽の宿が多いですが、温泉組合のお湯だけでなく自家源泉を持っていたりして、複数の浴槽があります。また共同浴場もあり、鍵がかかっていますが宿泊客は入ることができます。

上の湯

↑は共同浴場の「上の湯」です。温泉街のメインストリートに面していて「亀屋旅館」の隣にあります。以前の写真ですが、2009年に行った時は少し入り口のようすが変わっていました。そのほか古い民家などもけっこう残っており、散歩していると渋い家をよく見かけます。

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湯治場から発展した温泉街は数多いのですが、もっと儲かる温泉ホテルなどに変わっていくことが多く、「肘折温泉」のように基本的な湯治システムを残したままのところは貴重だと思います。ちなみに「肘折温泉」付近には近年になって日帰り入浴施設が2つできました。ちょっと雰囲気が違う近代的な施設ですが、こっちもなかなかいいお風呂でした。

[肘折温泉 松井旅館」(2009年8月宿泊)
■場所 山形県最上郡大蔵村大字南山491
■泉質 塩化物泉・炭酸水素塩泉・源泉かけ流し 
■楽天トラベルへのリンク→亀屋旅館   若松屋村井六助    松井旅館
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プロフィール

もんすけ

 古い湯治宿や駅前旅館など、日本が高度成長時代に入る前からあったような雰囲気の宿が大好きで、各地を回っています。
 どこにいってもそれなりに立派な宿が多く、個性的なボロ宿に出会うことは少なくなりました。
 10年、20年前ならもっといろんな宿が残っていたと思いますが、しかしいま現在でも、10年後、20年後に比べたら多くの貴重な宿が残っているはずです。そうした宿を記録に残していけたら、と思っています。

楽天トラベルで予約できる宿(書籍・ドラマ登場の宿を含む)
北海道
大和旅館(洞爺湖温泉)
花びしホテル(湯の川温泉)
プレミアホテル‐CABIN-旭川(旭川市)
札幌プリンスホテル(札幌市)
つつじ荘(温根湯温泉)
洞爺サンパレス(洞爺湖温泉)
定山渓ビューホテル(定山渓温泉)
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えべおつ温泉(滝川市)
ホテルサハリン(稚内市)

青森県
酸ヶ湯温泉旅館(酸ヶ湯温泉)
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岩手県
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大沢温泉 自炊部(花巻市)
水沢 翠明荘(奧州市)
元湯夏油(夏油温泉)
新清館(湯川温泉)
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宮城県
高友旅館(東鳴子温泉)
最上屋旅館(鎌先温泉)
休暇村気仙沼大島(気仙沼市)
サンマリン気仙沼ホテル観洋(気仙沼市)
いさぜん旅館(東鳴子温泉)

秋田県
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打当温泉マタギの湯(北秋田市)
民宿 水月(能代市)
ドーミーイン秋田(秋田市)

福島県
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分家(岩瀬湯本温泉)
湯口屋旅館(岩瀬湯本温泉)
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山形県
最上屋旅館(酒田市)
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若松屋村井六助(肘折温泉)
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福島屋(滑川温泉)
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栃木県
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金具屋(渋温泉)
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河鹿荘(鹿教湯温泉)

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