(c)日本ボロ宿紀行製作委員会
湯の花旅館は温泉好きの間では知られた宿で、独特の個性があり、一度は行ってみることをおすすめします。ドラマはホラーコメディ風になっていましたが、この宿はドラマに出てきた風呂をはじめ、露天風呂なども実にいい宿です。しみじみした宿の魅力とストーリーがマッチしていて、ますますおもしろくなってきました。
訪問時の記事はこちら。
放映前から脚本の中身や、ロケ地となる宿の情報はいただだいていましたし、撮影現場にも呼んでいただきましたが、実際にどんなドラマになるのか、第1話から期待と不安で、かたずをのんで見ていました。
第3話まで見て思うのは、まず主役の深川麻衣さんの演技が実にいいなあ、ということ。ボロ宿好きの若い女性なんて、普通は意味不明の役だと思いますが、自然になりきっています。あと勝手にいわしてもらえば、性格の良さがにじみ出ていますよね。
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加えていいのは高橋和也さんですね。この人はたぶん“くぐってきた修羅場”が違うのだとは思いますが、いずれにしても昔はかっこよかったオヤジが、少し年をとったけれど、さらにがんばろうか、あるいはもうあんまりやる気もないというか、中途半端な迷いをうまく演じていて、感情移入してしまいますね。
「ボロ宿」という、ちょっと理解されにくいテーマをベースにしながら、そこからあんな脚本を創り出してしまうテレビ業界おそるべし。ふだんドラマはほとんど見ないのですが、これからはもっと見てみようかなと思いました。
深夜ドラマではありますが、まだ見ていない方にはぜひおすすめしたいです。
[万座温泉 湯の花旅館](2005年9月宿泊)
■場所 群馬県吾妻郡嬬恋村干俣2401
■泉質 含硫黄マグネシウム・ナトリウム硫酸塩泉・源泉かけ流し
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