ここはちょうど去年の11月に温泉街を探索したばかりのところで、「戸倉ホテル」も、そういう視点でみると外観自体からかなり惹かれる宿です。
このへんは古い宿がかなり残っているエリアで、私は2012年に同じ千曲市の「松屋旅館」という宿に泊まりましたが、ここもかなり迫力のある渋い宿でした。その時の話は書籍のほうには載せています。現在も営業しているかどうかは未確認です。
宿の目の前に道路をまたぐ形で神社の大鳥居。
このへんを散策してみると、こんな“ビジネスホテル”も発見。
宿の前の神社は「武水別神社」という有名な八幡様で、その門前宿として開業して松屋旅館は明治時代から繁盛していたそうです。
松屋旅館は、当時1日1組限定で宿泊を受けていて、部屋は2間続きの広い部屋。上品な老夫婦がいろいろ世話をしてくれました。客が多いと対応できないので、1組限定にしているということです。
この宿の最大の特徴は襖絵で、階段の周囲の廊下を囲む襖にも渋い絵が。
寝るときに襖を閉めると、古い襖絵の人物が動き出しそうな迫力。
部屋ごとに春夏秋冬をイメージした絵が描いてあるそうですが、古くなってきたため、子どもなどは怖がることもあるそうです。
戸倉上山田温泉とも近く、昔は芸者などもいてにぎやかだったそうですが、ドラマでも出てきたように、やはり歓楽街としては寂れてきている感じは否めません。とはいえ、今でも周囲にいろんな宿があり、中には大きな高級旅館もありますので、ボロ宿好きでなくても楽しめるエリアだと思います。
ところでドラマのブルーレイボックスが6月に発売されるそうで、先行予約を受けています。これはぜひほしい。
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■所在地 長野県千曲市八幡3330
[戸倉上山田温泉 国楽館 戸倉ホテル]
■所在地 長野県千曲市大字戸倉温泉3055
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