だいぶ前の6月、とりあえず長野方面でキャンプをしようと、バイクででかけてみつけたのが「しだれ栗森林公園キャンプ場」です。まったく無計画にとにかく中央道に乗り、岡谷ジャンクションで迷いましたが、結局岡谷でおりてみました。それで周辺を走っているうちに見つけたキャンプ場です。

なかなか立派な施設の整ったいいキャンプ場でしたが、ほとんど人がいなくてすいていました。とにかくたまには自然の中でワイルドな一夜を過ごそうと思っていたので、どこでもよかったのです。設備が整っていて、あまりワイルドではありませんでした。

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上の写真は総合案内所前。本格的なキャンプをするためにとテントも持っていったのですが、結局へたれてしまい、せっかくあるのだから、とバンガローに泊まることにしました。年を取るにつれ、こういうケースが増えています。

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泊まったのは上の写真の左側の小さいやつです。隣にバルコニー付きのキャビンもありましたが、安いバンガローにしました。内部は下のような感じ。

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けっこう深い山奥にある感じのアクセスなのですが、少し走ると商店などもあります。一度荷物を入れて、そのあと買い物にバイクででかけて、カレーをやることにしました。結局キャンプに行くとカレーばかり作っています。

カレー制作中。

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カレー完成。見た目よりおいしい。

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ここのキャンプ場の特筆すべきはお風呂です。お風呂に入る人は受け付けで自己申告して薪代を払います。私たちがついた4時くらいには、バンガローの近くにあるお風呂をわかしているおっちゃんがいました。「もう入れるんですか?」と聞いたら、「まだ少しぬるいかもしれないけど、大丈夫だぁ。薪でわかしたお湯だから、やわらかくて気持いいぞ~っ」というので、早速入ることにしました。

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簾がかかったきれいな風呂です。誰もいなかったので混浴しました。キャンプ場でこんないいお風呂に入れるとは誰が期待するでしょう。なかなかいいお湯加減でした。

キャンプ場周辺にはパターゴルフみたいなところや、大人数でバーベキューができるような設備もあり、水道・トイレも完璧。人がいないのは、6月でまだ寒いせいでしょうか。

われわれは焚き火をしました。最近焚き火禁止のキャンプ場も多いですが、焚き火用のコンクリートの側溝があったので、そこで拾ってきた木を燃やしてみました。

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暗くなるとだんだん雰囲気が出てきます。食事はランタンのあかりで外で食べ、そのあとバンガローに入ったランタンを消して、ローソクの明かりで過ごしました。

最初に狙っていたようなワイルドなキャンプにはなりませんでしたが、自然は豊か。人がいなくて寂しい感じが、なかなかよかったです。しかしこのキャンプ場が東京の近くにあったら、ずいぶん混雑するだろうなと思いました。

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翌朝、早起きして周辺を散歩してみると、バンガロー地帯から少し離れたオートキャンプサイトに、2~3グループの家族がいました。ちょっと聞いてみると名古屋方面からの人が多く、「ここは穴場だ」といってました。

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この後、足を伸ばして馬籠や妻籠あたりの旧中山道をめぐって帰ってきました。なかなか思い出深いキャンプとなりました。ただ無計画にさまよいながら、結局妻籠にもう1泊してしまったため、翌日お金がすっかりなくなりました。ガソリン代と高速代はカードで払えるので、お金がなくても大丈夫ではないか、という計画だったのですが、結局お昼にしょうが焼き定食が食べたくなり、お金をおろしてしまいました。

妻籠で「松代屋」に泊まった話しは前に書きました。

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ちなみにこのキャンプ場付近で、やたらと「チロルの森」という看板が出ていて、何かと思ったのですが、結局行きませんでした。あとで調べてみると、遊びながら農業体験ができるテーマパークみたいなところで、いろいろおもしろそうなので寄ってみればよかったと思いました。ポニーにも乗れるし。

[しだれ栗森林公園キャンプ場](2005年6月宿泊)
■所在地 長野県上伊那郡辰野町大字小野5983-1
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