東京からいつでも気軽に行ける近場に、気に入った温泉があれば便利、ということで行ってみたのが「八塩温泉・神水館」でした。

一応群馬県ですが埼玉県との県境に接しており、関越道でいくと本庄児玉ICが近かったです。近くに冬桜の名所である桜山公園や、埼玉側の城峯公園などがあり、ちょうど時期だっので行ってみましたがすごい人出でした。冬桜はなかなかきれいだったです。

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なおどこに行ってもラーメンを食べてしまう私ですが、桜山公園の駐車場売店のラーメン屋さんは、のびている上に何というか、やっぱりねぇ‥。なるべく食べないことをおすすめします(あくまでも個人的感想です)。

城峯公園でも「冬桜まつり」をやっており、屋台やテントの売店がたくさん出ていて、ステージではイベントも行われていました。屋台を見ると何か買ってしまうくせがあるので、ここでも岩魚の塩焼きとみかんを買っていって、宿で食べました。

駐車場入り口には外の道路まで延々と続く渋滞が起きていました。バイクで行ったので関係なかったのですが、四輪だと中に入るだけでかなり時間がかかってしまうと思います。

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そのあと、ちょっと国道を戻る形で宿に到着しました。外観は昭和6年の開業という通りなかなか風情があり、大正ロマンというか、ちょっと趣のある雰囲気でした。エントランスやロビーも広く、館内設備も立派で、ちょっとした高級旅館みたいな感じでした。

広い前庭があり、バイクも屋根のあるところに停めさせてもらいました。


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正直なところ、あまり観光客も寄りつかないような、寂れた鉱泉を期待していたので、少しがっかりしたのは事実。思っていたより立派すぎました。一応「日本秘湯の会」に加盟しているのでスタンプはもらいましたが、普通の国道沿いにあり、まったくもって“秘湯”という感じではありませんでした。

ロビーでお茶などを飲んだあとに部屋に通してもらい、座って仲居さんの説明などを聞いている時にふとテーブルの下を見ると、でっかいゲジゲジだかムカデだかの死骸がありました。山の温泉にいって虫くらいで騒いでいては話しにならないのですが、こんなでかいやつが部屋にいるのは初めてだったので、仲居さんに「テーブルの下に何かおりますが…」と報告しました。

仲居さんもそのゲジゲジだかムカデだかを見て、一瞬顔色を変えていましたが、ちょっとつついて死骸であることを確認して、手持ちの紙かティッシュで包んで何事もなかったように持っていってしまいました。さすがプロです。こういうのがいたので、「外観は立派だけど、やっぱり田舎なんだなぁ」と少し安心しました。

さて、この宿は自家源泉のお風呂が有名です。男女別の内湯と混浴の露天風呂があり、どちらもなかなか良かったです。内湯には源泉そのままの冷たいお湯が張ってあり、秋だったせいもありかなり冷たくて長くは入っていられませんでした。隣の加熱浴槽と交互に入るといいということでした。

露天は小さめの石造りで、二人で入るのがちょうどいいくらいの大きさでしたが、やはり塩分濃度が非常に高く、効能も高いようです。

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食事は食事処で食べるけっこう豪華なもので、おいしかったです。このへんでは庭石に使われる三波石という石が採れるそうですが、その石を熱した上で肉や野菜を焼くやつが、おもしろくてなかなか味も良かった記憶があります。

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宿の裏側は神流川に面しています。中庭などもあって手入れが行き届いているのですが、神流川の岸は10月ということもあって、寂しげに枯れ草がそよいでいて、ちょっと殺風景な景色でした。

とにかく東京から近くて便利なのは確かです。冬桜の時期ということもあり道路も混雑していていましたが、独特の冷泉はなかなかの迫力があり、個性的な宿だと思いました。

翌日、近くにある「湯郷・白寿」という温泉施設に寄ってみました。ここは宿から近いのですが神流川を渡った埼玉県側になります。塩分のきつい似たような泉質だそうで、浴室の床には茶色い温泉成分が固くなって何重にも積み重なっており、成分の強さがわかります。こういう状態の床は「神水館」にもあったのですが、それより強烈でした。かなりクセのある泉質で、なかなかおもしろかったです。

[八塩温泉・神水館](2006年10月宿泊)
■場所 〒370-1406 群馬県藤岡市浄法寺6番地
■泉質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性高張性冷鉱泉)

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