伊豆下田の手前の蓮台寺という駅から徒歩5分くらいのところに「金谷旅館」はあります。数年前に初めていって以来、すごく気に入って何回か訪ねています。とくに冬場、バイクに乗れない時期は、東京から電車で便利な伊豆や房総をめざす傾向があるのですが、特にこの「金谷旅館」には、とりつかれたように出かけてしまいます。

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建物はかなり古い感じですが、“ボロ宿”ではなく、料金もけっこう高いです。食事内容によって料金は変わりますが、だいたいいつも1万8000円くらいで泊まっています。だから高級旅館でもあるのですが、やはりボロ宿的な魅力が満載の宿です。見た目は古い民家のような雰囲気。建物内部は入り組んでいて、かなりの規模があります。

駅からの道筋にホームセンターがあったり、目の前に中学校があったりして、生活あふれる地方の住宅地なのですが、意外にも内部は別天地のような独特の雰囲気を持った魅力的な空間になっています。

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温泉としてはかなり有名なようで、千人風呂といっている大きな風呂があります。この風呂が確かに気持のいい風呂なのです。あまりにも大きく湯量が多いので、つい泳いだりしてしまいます。場所によって温いところも熱いところもあり、露天風呂にもつながっているで、かなり長湯できます。

全体的に薄暗く、湯気で遠くが見通せないくらいの広さがあります。なぜか湯船のなかに、ブロンズ像もどきの彫刻がいくつか置いてあり、そのアンバランスな雰囲気に幻惑されてしまいます。

女性用の内湯も何年か前に新しくなって、かなり大きくて立派になりました。千人風呂は混浴なので、女性用の脱衣所からも入ることができます。千人風呂へはオートロックの鍵がかかっているので、女性は鍵を持って行き来することができます。けっこうスペースが広いので、女性も平気で入っています。

露天風呂は完全に仕切られた解放感のない風呂ですが、内湯よりちょっと温く、冬にいくと星座がきれいに見えます。前にいった時はオリオン座の中にある星雲の赤い色もうっすらと見えてびっくりしました。夜中に風呂にいくと大きな風呂が貸し切り状態なので、本当にぜいたくな気分になれます。

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このほか貸し切りの内湯もあります。貸し切りとしてはぜいたくというか、普通の湯治場ならメインでもおかしくないにくらいの広さがあり、浴槽が3つに分かれていて多少温度が違います。この風呂が2つもあるので、たいていいつでも貸し切りできます。独占的にゆっくりくつろげるので、行くと必ず入っています。

「金谷旅館」のボロいところは、建物全体がとにかく古いことです。建て増しなどもしているかもしれませんが、構造が複雑で、毎回いくたびに部屋の場所をきっちり覚えないとわからなくなってしまう心配があります。窓から外を見ると、自然の中というより、やはり街中という感じがして、特に眺めがいいわけでもありません。

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今年は3人で行ったので、2間の部屋に通されました。トイレや洗顔などの設備は最新機器を入れているので、見かけはボロくても、快適です。縁側のすみのほうに、不思議なタイル貼りのスペースがありました。昔は洗面台が置いてあったと思われますが、現在は座布団置き場になっていました。

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この宿に何回もいってしまう理由は風呂の良さもあるのですが、なんといっても魚です。伊豆の下田あたりではどこの宿でも同じかもしれませんが、刺身がおいしいです。ボリューム感はあまりなく全体的に上品な感じですが、舟盛りも高級食材が並んでいて、お酒を飲むにはちょうどいい感じです。朝ごはんもおいしいので、電車でいった場合は、朝からビールを飲まざるをえません。

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朝ごはん

さらに帰りは下田の干物屋さんでおいしい干物を買って帰るというのがパターンになっています。たぶん今後も何度も行くような気がします。

[河内温泉・金谷旅館](2009年9月宿泊)
■場所 〒415-0011 静岡県下田市河内114-2
■泉質 弱アルカリ性単純温泉
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