2009年8月に佐渡島にいってきました。佐渡島は「ボロ宿」の宝庫でした。泊まったのは両津の「海老名旅館」というところで、ここに3泊しました。ここで紹介すると“ボロ宿”よばわりするかたちになって申し訳ないのですが、けっこう古いのは確かです。

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外観は古くて間口も狭いのですが、奥に向かってけっこう広く、かなりの収容力がありそうでした。両津湾と加茂湖にはさまれた細長い陸地に立地しており、港にも両津の市街地にも至近な便利なところです。おそらく昔の船交通中心の時代には、多くのビジネス客でにぎわったと思います。今は空港ができたため、港近くのビジネス需要はすたれているのかもしれません。ほかにも加茂湖のほとりには寂れた旅館やホテルが何軒かありました。今は営業していないところもあるかもしれませんが、一度泊まってみたいところです。
ニューホテル蓬莱(両津)DSCN0364

到着して最初にでてきたおじいさんに部屋に通され、荷物をほどいていると、女将さんがきて「部屋が狭いような気がするから隣の部屋に移ったら?」というので、せっかくですので隣の広い部屋に移らせてもらいました。とにかく家庭的で落ち着ける宿で、夕方お風呂が湧くと、例のおじいさんが「お風呂どうぞ」と知らせにきてくれます。洗濯も洗濯機を借りて自分たちでやりましたが、女将さんが「お風呂の残り湯を汲んで使え」というので、桶で水を運びました。これもおじいさんが手伝ってくれようとしましたが、さすがにご遠慮しました。

古い建物なので隣の部屋とは完全に分離されておらず、欄間などを通して隣の声がモロに聞こえます。泊まった初日の翌朝、となりの部屋の人が訪ねてきて「昨夜はいびきがうるさくてすまなかった」と新品の靴下をおわびの印としておいていきました。こっちも「お互い様ですから」といったんは断ったのですが、結局もらってしまいました。昔の商人宿は相部屋なんか当たり前ですから、ちょっと似た雰囲気を味わいました。

それから食事は飾り気はあまりありませんが、海産物をたっぷり使って、豪華でおいしかったです。それと佐渡産のコシヒカリが信じられないくらいおいしかった。

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佐渡島には各地に古い町並みが残っています。相川の中心街もかなりいい感じの建物が残っていましたが、昼食を食べる場所を探すのに苦労しました。そもそも営業している店が少なく、営業しているように見えても「きょうは休業」だといわれたり「材料がなくなった」などといわれて、何軒か回りました。相川は江戸時代に奉行所もあった中心地で佐渡金山跡にも近いところです。観光客もそれなりに多いと思うので、食事で苦労するとは思いませんでした。

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↑は相川の路地。

それにしても、佐渡金山の人形は気持悪いですね。この人形が電気仕掛けで動き、しかもその動きが不規則で、時々客のほうを振り向くので、昔失神した女性がいたとか。

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そのほか佐渡では小木の港に近い「宿根木」という集落にもいきました。小木自体の町並みもかなり歴史を感じる雰囲気がありますが、「宿根木」は完全に昔の集落が再生・保存されているエリアで、北前船の船主や船大工などが集まって住んでいたところです。

以前の繁栄を偲ばせる古い民家も一般公開されており「清九郎家」や「金子屋」などは昔の船主の家だそうです。案内のおばあさんによると以前は民宿もしていたそうです。ここは「ボロ宿」ではなく昔のお金持ちの家なので、豪華な襖絵なども残っていました。柱なども凝った造りで、一度泊まってみたかったので残念です。

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↑宿根木の町並みです。細い石畳の路地や用水路が印象的。ぜひまたゆっくりと再訪してみたいと思いました。

[海老名旅館](2009年8月宿泊)
■住所 〒952-0011 新潟県佐渡市夷268-9
■楽天トラベルへのリンク→海老名旅館 <佐渡島>

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