松山で一泊した後、この日は高松からサンライズ瀬戸に乗って東京に帰る予定でした。サンライズ瀬戸が高松駅を出発するのは9時半とかそのくらいの時間なので、この日ほぼ一日時間があります。
何にも計画は立てていなかったので、朝になってから考えた結果、とりあえず早めに高松に行き、周辺で時間をつぶそうということに決定。特急に乗って、高松方面に向かいました。
電車に乗ってから考えたのは、前に予讃線で高松に向かう途中寄った坂出とか丸亀あたりのこと。その時に、機会があったら琴平あたりに行ってみたいと思ったことを思い出し、今回はちらっと琴平周辺を歩いてみることにしました。いずれお遍路さんもやってみたいと思っていますが、今回は金刀比羅宮を参詣するのではなく、ちょっと様子を確認する程度。
そんなわけで多度津で土讃線に乗り換え、琴平駅に到着。
急なことなので、何も計画は考えていませんし、情報も持っていませんでしたが、駅を出て、にぎやかなほうに歩いていくと琴電琴平駅も発見。
さらにまっすぐ行くと、琴参閣というホテルで立ち寄り湯をやっているのをみて、ここのお風呂に入ってみることにしました。
なかなかの豪華ホテルでお風呂も立派。ついでにお昼を食べようと思っていたのですが時間か少し遅かったせいか、レストランはやっていなくて、お風呂に入り、休憩室で休憩後、琴平宮の参道のほうを散策しつつ、昼食を食べる場所を探してみることにしました。
途中たこをディスプレイしている店を発見。これは食堂でありつつ、旅館も兼業しているのでしょうか。
参道に入るとすぐにうどん屋があったので、ここに入ることに決定。
ここで生ビールを頼み、ぶっかけうどんを食べました。観光客向けの店だと思いますが、けっこう混んでいました。
この店の2階には映画「UDON」のミュージアムがあるそうで、看板が出ていたので寄ってみました。こっちもひまなので。
あの映画は見たことは見たのですが、あまりよく覚えていません。2階にあったのは「松井うどん店」のセットと、タウン誌の編集部と思われる部屋でした。ひと通り見て帰ろうと階段に向かうと、階段の下のほうからねずみ男のようなやつがあがってきたので、ひっくり返りそうになりました。
これがその後姿。唖然して見ていたのでシャッターを切るのが遅れて、まったくブレています。ねずみ男は通りすがりに「すみません」といいながら頭を下げつつ、奥の部屋に消えていきました。
いったいどういうことなのか。悩んでいると、やがて正体がわかりました。うどん屋の向かいに酒蔵があり、その広い敷地を利用してコスプレイベントをやっていたのでした。どうもうどん屋の2階はその控室みたいに使われていたようです。
けっこう本格的なコスプレイベントでした。酒蔵の入り口には大きな一升瓶と枡のオブジェ。
ねずみ男の衝撃も薄れたので、もう少し奥まで歩いてみることにしました。金刀比羅宮といえば階段が有名ですが、階段を上がる気力がなかったので、平地の参道だけ散策しました。
こういうなかなか渋い建物もありました。現在はうどん屋のようですが、元々は古くから旅館をやっていた家のようです。こういう旅館があれば、ぜひとも泊まってみたいものです。
そんなこんなで、この先階段が出てきそうだったので退散。まだ時間は早いですが、高松に向かうことにしました。
今度はゆっくりこんぴらさんの参詣にくるつもりです。
せっかくなので、琴電に乗って高松築港駅をめざします。
まだだいぶ時間があるので港に出てみたりしました。昔は船で高松に来たこともあるのですが。
駅の近くの寿司屋で夕食。刺身と煮魚を頼みました。実はこの店も2回目。
こうして時間をつぶしているうちにサンライズ瀬戸の発車時間が近づいてきました。
今回は2人だったので、サンライズツイン。これまではB個室寝台しか乗ったことがなかったので、2人で乗っても非常に広く感じます。
いつにも増して快適な寝台車の旅。東京に近くなると夜が明けてきますが、ずいぶん遅くまで起きていて、朝も早く起きて、通勤客などをながめながら東京に戻りました。
古いうどん屋なんかもあり、街並みも良さそうですね。
なにしろ高松辺りは10代後半でいったっきり。
今見るとまた違う目線で楽しそうです。
普段はあまり鉄道旅しないので、寝台車に憧れます(^_^;)
なにしろ乗る前に飲んでも大丈夫だし。