仕事関係で出張が多く、あえて駅前旅館などに泊まっているという、「ゆずぽん」さんから宿泊レポートの寄稿がありました。そのまま紹介します。


入善駅前です。

駅前には酒屋さんが1軒、あとは何もありません。改札を出てロータリーを右に進み、最初の路地を左に曲がります。

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駅の渡り通路から。向こうが富山市内方面。駅のそばに右手にNECと京セラの工場。

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駅から徒歩2分程度、外観は改装したのか小奇麗で趣があります。

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入口はこんな感じ。

暖簾が何とも言えない雰囲気を出しています。あまり目立たないので近づかないと判らない程です。周りには居酒屋が2軒程ありました。

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通されたお部屋です。

1Fの和室を襖で仕切ってあります。広さは8畳ほど。到着した時には既にストーブと炬燵がついており、部屋は暖かで布団もひいてありました。

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部屋数はかなりあるようですが、本日の宿泊客は私一人。宿は60過ぎの元気なおかみさんが一人で切り盛りされているようです。

「先に食事なさりますか?」との問いに寒いし一杯やる前にまずお風呂と思い「先にお風呂いいですか?」と私。「うちのお風呂温まるまで時間かかるので20分くらいお待ち頂けますか?」っとおかみさん。

「ゆっくり待ってま~す」と炬燵に入りお茶を一杯(茶菓子はチョコレートでした)。その間、部屋の中と周りを少し探索。2方を廊下で囲まれ左の障子を開けると中庭がありました。またSoftbankのWi-Fiが入っていました。部屋の作りから見ると1Fは宴会場にもなるような、繋げるとかなり広い部屋になるようです。

15分ほどで「お風呂出来ましたよ!」とのお呼び。アメニティは浴衣、羽織、タオルにバスタオル、それに歯磨きセットです。着替えと浴衣、タオルを持っていざ浴室へ。部屋から中庭を囲いながら進むと洗面所とお風呂がありました。

床の間から見た部屋の様子。

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部屋出ると廊下に面して中庭があります。その先を左に進むと洗面所とお風呂場があります。中庭を見ながらくつろぐのも良いのですが、寒くって1分で挫折しました。

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中庭はこんな感じです。

雪が降って風情がありますが、廊下はとっても寒いです。

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廊下を左に曲がると洗面所、その奥の引き戸を右に入ればお風呂場です。突き当りは洗濯室になってました。

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お風呂は、まずまずの広さで浴槽も深く広かったです。木の桶がなんともいいですね。カコ~ンと音が響いてお風呂気分が盛り上がります。

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浴槽はこんな感じ。ちょっと見づらいですが大人3人程度は入れる広さです。

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お待ちかねの夕食です。玄関の脇に食堂があり、テーブルが4卓あります。

この日のメニューは左から松葉ガニ(小)焼き魚2匹、煮物、ブリのたたき、漬物、舞茸天ぷらと小鉢、途中の酒屋で買ったワンカップ3本持ち込みで、ささやかに1人宴会スタート(笑)

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ここでおかみさんと飲みながらおしゃべり。

「お客さん、お仕事?」「はい、でも入善は初めて来ました」「何もないでしょ!(笑)」「そうですね、でも静かでいいところですね」「私はつまらんので、この前も40日程、ベトナムとラオスへバックパッカーの旅をしてきたんですよ!」この旅話で盛り上がり1時間30分後、お酒もなくなったので切り上げました。
 
翌日は7:00に朝食をお願いしました。基本的にご飯はコシヒカリなのでとてもおいしかったです。左から目玉焼き、湯豆腐とろろ昆布柚子載せ、昆布巻き、ひき割り納豆、梅干し、焼き魚(めざし)味付け海苔、インゲンのマヨネーズ添えになめこの味噌汁です。

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ご飯はお櫃に山盛り入っておりましたが、美味しくてほとんど平らげてしまいました。

その後出発まで1時間あったので近くを散歩しました。海まで15分くらいなのですが、寒くて途中で挫折しました(泣)宿に戻りお会計(2食付6,500円)を済ませ、電車の時刻までおかみさんとおしゃべりしてました。「先週は工事関係者が沢山泊まってたんだけど、今週は工事も終わり暇なんですよ…」っと、おかみさん。静かで、ほっとできる良い宿だったなぁと思える富山の出張でした。


宿から10分ほど歩いた海へ向かう道から。遠くに日本海が見えます。この後、雪が降り出しいそいそと宿へ戻りました。これぞ冬の日本海沿岸の街って感じです。

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時々投稿をいただくことがありますが、大歓迎です。いいネタがあったらぜひ原稿と写真を送ってください。

[富山県  入善町  ちとせ旅館](2014年3月宿泊)
■所在地  富山県下新川郡入善町入膳7100
■楽天トラベルへのリンク→ちとせ旅館
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