小倉に行く用事ができて、十分日帰りできそうだったのですが、例によって前日入り。どこか行ったことがない街に泊まってみようと計画しました。

その結果、戸畑駅近くにある「いくよ旅館」がなかなか古くて良さそうなので電話予約。素泊まりでお願いして、当日はどこか付近を散策してみようと決めました。小倉まではまたも新幹線利用。私は飛行機よりも新幹線のほうが楽なような気がします。

最近朝早い出張では、朝食用に弁当持参がマイブームになっていて、この日も弁当。最初の頃はありあわせの貧乏弁当だったのが、この日はエスカレートして、昔使っていた弁当箱まで持ち出しておかずを詰め込んだ豪華弁当。タコウィンナ入り。小倉まで5時間くらいかかるので、まずこれを朝ごはんとして食べ、お昼頃に到着したら、どこかでラーメンを食べる計画でした。

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小倉駅到着。

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この日、宿にチェックインするまでの予定は特に決めていませんでしたが、とりあえず予定通りラーメン。ここは駅ビルにある店でしたが、私の感想としては正直いっていまいちでした。

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小倉で何をしようか地図などを見ていると、駅の近くから出る市営の渡船があり、島に渡ることができることを発見。そんなに遠くもない島ですが、島と聞くといってみたくなるで、詳しく時間などを調べ、とにかく行ってすぐに帰ってくるだけなら可能だということがわかりました。このへんの海域は響灘というらしいですが、海の中に点々とし島が並び、なかなかおもしろそうなところです。

そこでさっそく渡船場をめざして新幹線口をでました。懐かしの無法松。

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2階デッキには松本零士のキャラクター像。

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駅からしばらく歩いていくとやがて渡船場の看板を発見。私は藍島に向かってみます。

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小さな待合室もありました。小倉から船に乗るなんてあまり想像したこともなかったですが、四国の松山まで行く船便もあるようで、ひまな時にそんな船で旅してみたいとも思いました。

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やがて時間がきて乗船。「こくら丸」です。船室のほかに、階上に吹きさらしの座席もあったので、そちらに移動。この日はかなり暑い日だったので、クーラーの効いた船室のほうがいいかとも思ったのですが、やはり眺めをみたいので上へ。

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北九州らしい、工業地帯などが間近に見えます。ナイトクルーズでもやったら人気が出そう。

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やがて正面に「彦島」の文字が。彦島といえば山口県側だと思いますが、確か昔平知盛が布陣していたのが彦島ではなかったでしょうか。前に門司と下関間の船に乗った時も壇ノ浦合戦のことを思いましたが、このへんも戦場だったのでしょうか。

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市営渡船は途中「馬島」という島によってから藍島へ。馬島では近くに小さな離れ島があって、家族連れがバーベキューなどをやって遊んでいるのが見えました。このへんの島には、北九州から釣りなどを目的に来る人も多いようです。2階席に私と一緒にいた外国人4人組はここで下船していきました。

そしてついに藍島到着。島に滞在できるのは船が折り返すまでの25分か30分くらい。とりあえず到着した港付近が集落になっていたので、そのへんだけでも見学しようと思いました。

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看板を見ると、けっこう民宿もあるみたいです。こういうところに泊まってもおもしろかったな、と思いましたが、まったく知識がなかったのです。

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船着場の近くに鳥居のある意外と立派なお宮発見。

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旅館のありそうな通りに入っていくと、2軒ほど宿を発見しました。なんとものんびりした感じで、数日滞在して過ごしみたい感じの宿でした。

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この島のクルマやバイクはナンバーが付いていません。それでも平気で運転していました。

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港沿いに一軒だけ見つけた商店らしき家。

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何だかわからなかった御神体は台風対策なのかコンクリートブロックにかこまれていました。

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通りの向こうにトンネル。これをくぐると島の中央部のほうに行けるのでしょうか。時間があったらぜひゆっくり巡ってみたい島です。

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その途中にも民宿発見。

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振り返ってみると、狭い土地にけっこう民家が立て込んでいます。

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防波堤に囲まれた港にはかなりの数の漁船。こんな島で釣った魚を食べながらしばらく過ごしてみたい。とにかくこのあたりには日光を遮るものがなく、ものすごい暑さでした。

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港の近くには「LOVE あいの島」の手作り看板も。なんだか北九州からごく近いにも関わらず、すごい離島に来た気分です。というか、この島の住所自体が北九州市小倉北区になるわけですが。私は身近に島のない内陸の町で育ったせいか、瀬戸内海とか、こんな島が近くにある環境にあこがれてしまいます。

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時間がないので再び船へ。帰りは涼しい船室で高校野球を見ながら帰りました。

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再び小倉駅に戻って、今度は電車で戸畑駅へ。時間としては5時半くらいだったでしょうか。

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駅のホームで珍しい立ち食いラーメンを発見したので、ちょっと食べてみることにしました。「素ラーメン」350円。自販機で食券を買うと、お釣りが200円余計に出ていました。直前におっちゃんが食券を買っていたので、店に入っておっちゃんに200円返してあげました。「あっすいません」とかいってました。

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ここのラーメンは素ラーメンですが、麺の固さも選べるし、なかなかシンプルでおいしかったです。駅ビルのごてごてしたラーメンよりよっぽどおいしいと思いました。

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店の写真を撮りながら見ていると、別のにいちゃんがやってきて食券を買ったのですが、やはりお釣りを50円取り忘れていきました。いったいこのへんの人間は釣銭をちゃんと取る風習がないのでしょうか。世話のやける連中です。

私は釣銭を取り出したものの、また店に入ってわざわざ返しに行くのもどうか、と思っていると、そばのベンチに座っている女子高生がこっちをじっと見ているので、仕方なく店に入りました。兄ちゃんに「お釣り忘れてたよ」といって50円渡すと、「あれっ、そうかな?」とあまり心当たりもない様子でしたが、私が直接目撃していたので間違いありません。有無をいわせず渡して店を出てきました。店のにいちゃんは、不思議そうな感じでこっちを見てましたけど。

2回ともネコババすれば250円得するところ、2回とも正直に返してあげた自分の行動。まあ、それで良かったのでしょう。

やがて電車が来て、戸畑駅に向かいました。

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戸畑駅は改札は南側にしかなくて、北側に行くためには地下通路を渡る形式になっています。私が泊まる宿は南側なので地下通路を通って反対側に出ました。

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反対側に出ると、南側とは雰囲気が違い、すごく静かな住宅地という感じ。遠くに若戸大橋が見えます。

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駅前の人通りも少なく、少し歩くとなかなか渋いビジネスホテルも発見しました。

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私が泊まる「いくよ旅館」はこの裏で、駅からは非常に近いです。角に沿った建物の雰囲気はまさに私が大好きな雰囲気。正面を斜めに切り取ったような出入り口は、常滑の平野屋旅館にもやや似ています。

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宿の前の路地からも若戸大橋が見える。とにかく存在感の大きな橋です。

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このあと宿にいったん入ってから食事に出るわけですが、少し長くなってきたのでその話は次回に回します。

[戸畑区 いくよ旅館](2013年8月宿泊)
■所在地  福岡県北九州市戸畑区南鳥旗町7-3
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