北海道ツアーの3日目、4日目。最終回です。
3日目の朝、宿泊地の洞爺湖温泉を出るとやはりこの日も小雨。最初は湖の展望台に行ったわけですが霧で何も見えませんでした。
この日の予定は積丹半島神威岬から小樽に回って定山渓温泉へ。なかなかの長距離移動です。
途中何回かトイレ休憩がありました。道の駅の「ふきだし公園」では、消え残った雪がまだまだたくさんありました。とにかく寒いです。すぐ横にあるはずの羊蹄山はまったく見ることができませんでした。
バスは一般道を倶知安や原発がある泊などを経て積丹半島へ。倶知安もちょっと想い出のあるところなのですが、バスでさらっと通過。
だいぶ走ってようやく神威岬に到着しました。私は北海道には何回も来ているほうですが、積丹半島というのは来たことがありませんでした。今回のツアーでは、ちょっとでも寄ってみたかったので、期待していました。
しかし雨。しかも自由時間が足りませんでした。バス駐車場から岬の先端まで歩いていくと、出発時間ぎりぎりになってしまうというきわどさ。
神威岬は、アイヌの義経伝説が伝わっている岬で興味深いですが、今回はちらっと近くまで行ってみるだけにしました。
確かに付近の海岸にも、不思議な形をした岩が多く、いかにもいろんな伝説が生まれそうな雰囲気です。
しかし天気のせいで海の色もいまいち。しかたがないのでポスターの“しゃこたんブルー”を撮影しておきました。
この日はこの付近の食堂で昼食。オプションですが、ほかに食べるところがないのでほぼ全員が注文していました。
私が食べたのは海鮮丼。まあまあ悪くない味でしたが、函館と比べるとちょっと落ちる気がしました。
積丹半島での食事が終わると、バスは再び延々と走って小樽へ。最初に運河付近で集合写真を撮り、後は駐車場で解散して自由時間というスケジュールでした。
そういうわけで結局、私には似合わないメルヘン交差点(笑)へ。
北一硝子。うちはここで買ったグラスが何個かありますが、徐々に減っていくという怪奇現象が起こっています。このあいだの東日本大震災でも1個割れました。
六花亭と北菓楼。ここでは六花亭に寄って2階のカフェでコーヒー休憩。シュークリームを買うとコーヒーが無料でした。シュークリームも何ということもないやつですが、やはりおいしい。
さらに泣く子も黙る小樽の名店「ルタオ」本店へ。ここの展望台からメルヘン交差点を望む。
限られた時間で特に行きたいところもないので、この後も昆布屋さんでただの昆布茶をもらって飲んだりして時間をつぶしました。
やはり小樽まで来たら、一泊くらいしてお寿司を食べたいところですね。
小樽散策が終わって、次は定山渓温泉を向かうわけですが、このツアーでは小樽から銭函まで電車に乗るという企画が盛り込まれていました。銭函というと、何か縁起がいいということでチケットが人気だったような気がします。
バス1台分の団体で小樽駅から乗車。
途中、海岸線を走る車窓からは、増毛や留萌方面の山がきれいに見えました。所要時間は20分からそこらなので、すぐに銭函駅到着。
バスは定山渓温泉へ。途中、積雪で通行止めの区間があるということで、少し遠回りして向かいました。
定山渓温泉というのも、私は初めて。札幌の奥座敷などといわれ、これまでは何となく足が向きませんでした。
この日のホテルは定山渓ビューホテル。前日の洞爺サンパレスと同じカラカミ観光運営の巨大ホテルで、やはり大きなプールがあるなど、家族で楽しめるレジャーホテルです。
途中に「北海道秘宝館」の廃墟など、なかなか惹かれる物件も車窓から発見しました。さびれた飲食店街も。この手の大きな温泉地は、どこも構造不況を乗り越えてきており、昔のような団体客ではなく、アジア系觀光客が主流になっているようです。
しかしとにかくホテルは巨大です。
このホテルはソファーなどの備品が、何となくゴージャス系で統一されており、部屋もなかなか豪華な雰囲気でした。
この夜は特に予定もないので、さっそく夕食のバイキングへ。洞爺サンパレスのレストランも巨大でしたが、ここもかなり巨大。かつゴージャスな金ピカイメージ。
小盛りのラーメンもあったので注文してみました。醤油味。量が少なすぎて、うまいかどうかいまいちわかりませんでした。
後はお風呂に入り、積丹半島の売店で買ったお酒などを飲んで過ごしました。
お風呂もかなり大きいですが、洞爺サンパレスほどではありませんでした。しかし泉質はなかか良く、私は2回入っただけですが、お肌がかなりしっとりつるつるした感じがしました。写真はホテルのHPからお借りしました。
朝食も同じレトスランへ。基本的にレストランに行くと部屋ごとにカードをくれて、テーブルが決まったらそこにカードを置いてから食事を選びに行くシステム。カードが置いてあると、そのテーブルが使用中だということがわかるようになっています。
しかし食事を乗せたトレイを持ってテーブルに戻ると謎の中国人がそのテーブルで飯を食っていました。
つべこべいってもたぶん通じないと思ったので、ほかの空いているテーブルを探しました。朝食の中では、揚げたてのオニオンリングがおいしかったです。
朝食後、ちょっと付近を散策してみました。豊平川沿いの橋に銅像発見。
最終日のこの日は、夕方までに新千歳空港集合。それまではフリータイムなので、札幌市内に出てラーメンでも食べようと思っていました。札幌まではホテルの無料バスで送ってくれます。
バスは大通り公園に着けてくれたので、まず地下街のコインロッカーに荷物を預けてテレビ塔に行ってみました。残念ながら工事中。
時間的には11時くらいだったので、夕方まで少し時間があります。とはいっても本格的に観光するようなひまはないので、とりあえずすすきのへ。昔寄ったことがあるラーメン屋を探しましたが、見つけることができず、しかたがないのでラーメン横丁へ。
ここは觀光客が多いのであまり行きたくなかったのですが、あまりぜいたくをいってもしょうがないので、なるべく空いていそうな店に入りました。
ここは一人も客がいませんでした。
私が味噌ラーメン、かみさんが醤油ラーメン。まあまあの味でした。
このあとはブラブラと市内を散策。狸小路でコーヒーを飲んで温まりましたが、やはりかなり寒かった大通り公園までは地下街を通っていきました。
荷物をピックアップして、駅方面にのんびり歩き始めました。途中に時計台とか、馬車とかも発見。あわただしくない気分でゆっくり札幌市内を歩くのもいいもんでした。
今回気がついたのですが、大通りから札幌駅まではすべて地下を通っていけるようになっていました。そうすると札幌の地下街というのはすごく長い距離がありそうです。
そんなわけで、早めに新千歳空港へ行きおみやげを買いました。ここにも「ルタオ」の売店があったのでチョコレートをご近所用と自分用に買って、保冷袋で持って帰ってきたのですが、かなりおいしかったです。
これで長い北海道ツアーも終了。安いツアーとはいえ、企画が盛りだくさんのなかなか充実したツアーでした。
[定山渓温泉 定山渓ビューホテル](2013年5月宿泊
■泉質 ナトリウム塩化物泉
■所在地 札幌市南区定山渓温泉東2丁目
■楽天トラベルへのリンク→定山渓温泉 定山渓ビューホテル
十分、満足感が伝わって来ました。
ツアー会社が、無理を言ってお店に
価格を下げてもらっているドキュメントがありましたが、
どちらにも、頑張ってもらわないといけません。
しかし、もう少し、お高くてもいいような…(汗)