今年1月にまたも大分県中津市に行く用事がありました。このへんは十分日帰り圏ではあるのですが、例によってどこかに一泊しようと思い、あまり行ったことがない国東半島方面で宿を探してみることにしました。
その結果、豊後高田市が「昭和の町」をテーマに町おこしをしているというネタを発見し、そのへんを歩いてみることに決定。しかしボロ宿が見つからなかったし、当日は夕方まで仕事があって、ゆっくり宿探しをしている時間もなさそうだったので、九州中心のホテルチェーン・ビジネスホテルの「亀の井ホテル 大分豊後高田店」を予約。つまり今回の宿はまったく“ボロ宿”ではありません。
今回も飛行機は使わず、新幹線で小倉へ。もう慣れてしまっているのであまり遠く感じません。小倉で日豊本線に乗り換え、中津へ。
次回のNHKの大河で黒田官兵衞をやるみたいで、パネルが出ていました。
中津はいわずと知れた福沢先生の故郷ですが、今回は背中側から駅を撮影してみました。
もう何回も来ている中津。ちょうどお昼だったので、アーケードモールで、店を探しました。今回は中津の唐揚げでも食べてみようかと思っていたのですが、やはりラーメン屋に入ってしまいました。自分でよくこう年中ラーメンばかり食べているものと感心してしまいます。
渋い店内。意外と客がいて、一席しかあいていませんでした。私は味噌ラーメンを頼んでみました。懐かしい感じでなかなかおいしかったです。
食後、仕事までまだ30分くらい時間があるので、中津市内で行ったことがない寺町方面を駆け足で散策してみることにしました。
途中、赤い欄干の橋などを作る整備事業をやっています。全体として公園として整備しているような感じ。
さらになかなか魅力的なボロ宿も発見しました。営業しているのかどうかは確認していません。
中津の寺町もなかなか風情のあるところです。派手な赤い壁のお寺や、
さて、夕方仕事が終了したのでいよいよ豊後高田をめざします。まったく初めての町ですが、途中でバスに乗り換える宇佐駅には行ったことがあります。
豊後高田に行くバスは駅前から出ていて、けっこう本数もありそうです。
バスに乗るとたぶん10分くらいで豊後高田のバスターミナルに到着。乗客は3人くらい。着いてみるとターミナル前にはタクシーもいて、交通の中心っぽい雰囲気です。
「想い出の宇佐参宮鉄道資料展示中」と書いてありましたが、中には何もなさそうでした。昔はここにも鉄道駅があって、宇佐神宮まで結んでいたようです。
このターミナルに隣接して「昭和ロマン蔵」というのがあったのですが、すでに閉館時間を過ぎていたので、これは翌日に回して、宿まで歩いてみることにしました。その途中の商店街を「昭和の町」として観光開発しているというわけです。
地図を持っていないので、スマホのマップを頼りに歩いて行きました。ターミナル前の「駅通り」からして、なかなかいい雰囲気です。
自販機も町の雰囲気を壊さないように、レトロ感を演出しています。
喫茶店では昔風の「学校給食メニュー」も。こういう昭和レトロ的な町おこしというのは各地にあって、私もいくつか行ったことがあるのですが、ここは本物の町並みを使っているというのがすごい。
もう暗くなってきましたが、ひと通り歩いてみました。かなり本格的なレトロ商店街が続いています。営業している店も多かったです。
「神仏習合発祥の地」の看板。これはちょっといわれがわかりませんでしたが、とにかく歴史のある町のようです。
豊後高田は国東半島の入口にあたりますが、考えてみれば、古代からいろいろネタの多い地域で、日本神話にも出てきますね。姫島とかもいつかぜったい行ってみたいところです。古いお寺や磨崖仏などもあるので、本気で観光しようと思えばみどころは多そうですが、ちょっと市街地からは離れているので今回はあきらめました。私みたいに仕事のついでに来てしまうのはもったいないかもしれません。
商店街をさらに進み、「宮町通り」というのに左折すると、大きな鳥居が見えてきました。たぶんお宮があるので「宮町通り」なんでしょうね。
この近くの川沿いにホテルがあるはずですが、探しているといきなり巨大ホテルと駐車場に行き当たりました。
このへんも古い町並みが続いているのですが、いきなりの近代的豪華建築物です。
最近こういうチェーン系のビジネスホテルにあまり泊まらないのですが、結果的にけっこう便利なホテルでした。
部屋は普通。
夕食は付いていませんが、一階にファミレスみたいな居酒屋があってそこですませました。すごく安かったです。
これが全品280円です。特に地場の物ではないと思いますが、ついつい生ビール2杯とお酒1本飲んでしまいました。
このホテルに豊後高田市内の飲食店の案内パンフレットが置いてあって、「宮町商店街」の店が1軒ずつ紹介してあります。なかなか魅惑的なスナックやバーも紹介されていたのですが、居酒屋で酔っぱらってしまい、昼間も歩いて疲れていたせいか寝てしまいました。夜の豊後高田を散策できなくて残念でした。
翌朝はいよいよ「昭和ロマン蔵」に向かいましたが、その話は次回に。
[亀の井ホテル 大分豊後高田店](2013年1月宿泊)
■所在地 大分県豊後高田市高田2861-1
■楽天トラベルへのリンク→亀の井ホテル 大分豊後高田店
食事はお安いところもおおいですねぇ~。
ラーメン350円などのお店も、味で勝負しています。
昭和の街は、元気にやっていますねぇ~、
交通の便が悪いところですが…。
頑張れ、日本ですが、原発がぁ~(汗)