このあいだ長野の佐久方面にキャンプに行った時に、初谷温泉に立ち寄り入浴しました。地元民の話では、昔はかなり古い湯治宿だったそうですが、近年はリニューアルしてきれいになっているということです。しかし明治時代創業の山奥の一軒宿というだけで魅惑的。しかし、今回は宿泊はしていません。

まずは佐久インター近くの「おぎのや」で峠の釜飯定食。

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このへんに来るとつい食べてしまいます。器はすでに家にいくつかあって、持って帰っても使い道がないので泣く泣く返却してきました。

初谷温泉に行くには、国道254号を群馬方面にのぼっていきます。この日は天気がはっきりせず、小雨模様。

国道からそれるといきなり狭い林道みたいになっていて、5分か10分くらい走るとすぐに看板が見えました。

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この下がどんなふうになっているのかわからないので、道路際にクルマを停めて、徒歩で谷を下っていくことにしました。国道から少しそれただけなのに、かなりの深い谷です。

しかし距離的には近く、すぐに宿に到着。きれいな建物ですが、なんとなく長屋風の湯治棟らしき雰囲気も残っているような気がします。できればリニューアル前に訪ねてみたかった。

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玄関には「日本秘湯の会」の提灯もありました。

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中に入ると、女性が出てきたので料金を払いました。「お風呂から出たら、そこのラウンジを待ち合わせや休憩にお使いください」と、とても親切です。

とにかくお風呂が目当ての立ち寄りなので、とっととお浴室に向いました。なかなか雰囲気のあるきれいな内装。ボロ宿どころかむしろ洗練された高級感を感じます。こうなると、もう湯治宿という感じの客層狙いではないのでしょう。

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お風呂もなかなかきれいで快適です。鄙びた鉱泉宿の風情はなし。備品などもそろっています。

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手前側の浴槽が沸かした白湯で、奥が源泉だそうです。源泉といっても、14度くらいの冷泉なので沸かしています。成分の強さがうかがえる茶褐色。成分の固化層も少しできていました。源泉は温めなので長湯できそうです。

大きな窓が川に面していて、眺望もなかなか。すごく静かで落ち着いた感じなので、真冬の人の少ない時期に、ひっそりと連泊などしてみたい気がしました。

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初谷温泉の「しょや」は「塩谷(しおや)」の転訛であるという説もあるそうな。要するに塩分や炭酸が強い泉質のようです。宿の裏には「宝命水」という源泉が湧き出しており、これを飲みながら入浴するとますます効果的だということでした。

お風呂から上がって、タオルをパンパンならしながら体を拭いていると、脱衣所の窓から裏の細い山道を歩いていくおばちゃんが見えました。そうすると向こうからもこっちが丸見えだったのでしょうか。

とにかくお風呂からあがってラウンジで休息。やはり誰も人がいないので、静かな落ち着いた雰囲気です。

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私はあまり飲泉をしないほうなのですが、せっかくすぐ裏に出ているということなので、ちょっと飲んでみることにしました。

出がけにご主人らしき人が「ありがとうございました」と声をかけてきたので、「例の源泉を飲ませてもらってもいいですか」と聞くと「どうぞどうぞ。玄関を出て右手に回ってください」ということでした。

宿の裏には川があり、砂防ダムみたいなのもすぐ近くにありました。

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「宝命水」の看板と、観音様みたいな像もありました。

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炭酸が抜けないよう栓をしてあるそうです。とにかくすくって一口飲んでみましたが、何というか、はっきりいうと非常にまずかったです(笑)

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サイダーに塩を混ぜて、ぬるくして飲んでいるような感じ。健康にはよさそうですが、私はおかわりはしませんでした(笑)

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そういうわけで初谷温泉は、深い谷底にひっそりと立つ静かないい宿でした。あまりにもきれいなので、私としてはあまりそそられないのですが、聞くところによると佐久鯉のあらいや旨煮など、食事もかなりおいしいそうです。できれば泊まってみたいところでした。

[佐久市  初谷温泉](2011年8月立ち寄り)
■泉質  含二酸化炭素・ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
■所在地  佐久市内山352

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