「最上屋旅館」の後編です。

とにかく夕方宿に到着して、通された部屋がすごく気に入りました。

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欄間もなかなか凝った造りになっています。

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急な階段から廊下が続いていて、廊下が喫煙スペースになっていました。屋根裏の隠れ家みたいな部屋なので、窓からは隣の瓦屋根しか見えません。

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部屋につくとご主人が、「お風呂は家族風呂ですが、今お客さんが入っているので、空いたらお知らせします」ということで、しばらく待ちました。やがて内線電話で空いたと知らせてきたのでお風呂へ。1階の廊下の造りなども、よく見るとなかなか風情があります。

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お風呂は意外に広くて、中から鍵がかかるのでゆっくり独占して入ることができます。

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そんなことをしているうちに食事の時間になりました。食事は1階の小さな食堂でとります。ごはんは炊飯ジャーが置いてあって基本的にセルフ。刺身や鍋が付いたなかなか豪華な夕食でした。何組か客がいましたが、先に席についていた夫婦の客は、ごはん3杯ずつ食べていました。

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実際、ごはんがおいしかったので女将さんに聞いてみると、やはり地元産の米で、いろいろテストした結果、これが一番おいしかったということで選んだ米だそうです。なんだかんだいって、またもビールとお酒を飲んでしまいました。

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食事のあとは、さらに部屋で村上で買った地酒を飲み、けっこう酔っぱらって早く寝てしまいました。この日はけっこう寒かったのでガスストーブを付けてみたりしましたが、ふとんに入ってしまうとすぐに熟睡。昼間かなり歩いたので、ちょっと疲れていたのかもしれません。

朝目が覚めるとすでに明るくなっており、すごくいい天気です。

朝食も同じ食堂で。

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食後部屋に戻ると、すでに布団は片づけられていました。しかし改めて見てみると、布団が敷いてあった部屋は階段のすぐそばにあり、障子はあるものの、もし寝相がものすごく悪いやつなら、一気に1階までころげ落ちてしまう危険はないのでしょうか。

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でがけにご主人が「今日は天気がいいので鳥海山もよく見えます。前はこの宿からも見えたんですが、隣にビルが建ったので、今のおすすめ眺望スポットは隣のビルの2階です(笑)」と教えてくれました。

確かに隣には小さな商業ビルが建っていて、その外廊下に勝手に入ってみると、鳥海山がきれいに見えました。しかしもう少し高いところから見てみたい感じ。手前の木がじゃまです。

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この日は夕方までに陸羽西線で新庄まで行き、さらに陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉に行く予定でした。時間的にはけっこう余裕があるので、酒田市内でまだ見ていない旧武家屋敷の本間家旧本邸を見に行くことにしました。宿を出たのは8時30分くらい。

きのう歩いた旧鐙屋前の道の並びに本間家旧本邸があります。ちんたら歩いていると、松尾芭蕉ゆかりの地の標識がいくつかありました。

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あのおっちゃんはいろんなところに泊まっているんだな、と思いながら、本間家に付くと、10時オープンということでまだあいていませんでした。

向かい側に別邸があって、そこの人に聞いてみると「今の時間ならこの先の鐙屋という回船問屋の跡が開いています」ということでしたが、しかしそこはもうきのう見ています。

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「それなら、川沿いに山居倉庫というのがあるのでいってみたらいかがですか」というので、それは見ていないので行くことにしました。時間をつぶして待ってまで本間さんの旧居を見たいわけでもないのですが、事のなりゆきというか、10分くらい歩いてその「山居倉庫」へ。

途中の道端におしんがいました。こういう像は酒田の各地にありました。

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山居倉庫に到着。江戸時代の米倉みたいななかなか雰囲気のある一帯です。

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荷物を運ぶ川船なども残されていて、展示してありました。ここから川に降りられるので降りてみました。なかなかいい風情。

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倉庫の裏手にはけやき並木があってすごくきれいないいムードの石畳の通路になっていました。

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しかしここも後で見たら吉永小百合に先を越されていました。

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この人は東北各地に出没していますね。

ここにおおきなおみやげ屋さんやカフェがあったので時間をつぶし、いよいよ旧本間家本邸に戻りました。

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なかなか立派な家でしたが、中は写真撮影禁止。しかも、この2日間、古くて大きな家をずいぶん見たので、それほどの感動はありませんでした。でもなかなかいい家であったことは確かです。

この後は近くにタクシー会社があったので、そこでクルマを出してもらって酒田駅に戻りました。

駅に行ってみると電車まで1時間くらいは待ち時間があったので、駅ビルでおみやげを買ったり、玉こんにゃくを食べたりして時間つぶし。

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ここのトイレに入ってみたら、ソファー付きのやたらと豪華なトイレなのでびっくりしました。

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このあと、陸羽西線の普通電車で新庄をめざしました。車窓からは左手に鳥海山、右手に月山が見えるという、なかなかの風情。

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山にはかなりの雪が残り、このへんはの田んぼもまだまだ田植えが始まっていませんでした。このへんの田んぼでチェロでも弾いてみたい。なんちゃって。

新庄では、乗り換え時間が5分くらいしかなく、あわてて松尾芭蕉先生などの写真を取りました。

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ここからの陸羽東線はまたも普通電車。山形~宮城の県境を抜ける山越えの道です。

そういうわけで、「おくりびと」ツアーはようやく終了。そんなにちゃんと回ったわけではありませんでしたが、「最上屋旅館」さんが期待以上にいい風情だったのと、酒田の町の歴史を感じさせる趣もよかった。

いまさらといいつつも、訪ねてみてよかったと思いました。

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[酒田  最上屋旅館](2011年5月宿泊)
■所在地  山形県酒田市中町2-2-16
■楽天トラベルへのリンク→最上屋旅館<山形県酒田市>
 
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