今年のGWは、前の記事で書いた通り東鳴子温泉のまるみや旅館さんにお世話になったわけですが、そこまで行くルートについてはいろいろ考えました。その結果、酔狂にも新潟経由で村上に一泊し、さらに山形の酒田で一泊。最後に山越えで宮城県内に入るというルートにしてみました。東北新幹線は再開していたものの、GW中では混んでいるだろうという事情も考えました。

早朝、東京駅から上越新幹線で新潟駅へ。そこから「特急いなほ」で村上をめざしました。朝出ると昼前には着いてしまうという早さ。

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村上といえば、いわずと知れた鮭の聖地。そんなに鮭が好きというわけでもないのですが、古い城下町風情を残す町並みは、けっこうテレビなどで見ていい雰囲気だなあ、と思っていました。

駅前は意外とさびれた雰囲気ですが、少し歩くと、あちらこちらで鮭を干しているのを見かけます。

出発前に宿を決める時、市内のボロ宿を探してみたのですが見つかりません。村上で宿泊というと、海沿いの瀬波温泉にいくらでも観光ホテルがあります。あまりそういう宿には泊まったことはないのですが、温泉に入れるなら、そのほうがいいかなと思い、比較的安いプランが用意されていた「ホテル瀬波観光」を予約しました。

そういうわけで、午後からは村上市内で好きなだけ遊べるので、まずサーモンパークという施設をめざしました。鮭関連の博物館やレストラン、おみやげさんなどが集まっているので、ここでお昼を食べるのが目的。

駅を降りてだいたいの見当で歩いていくと、いきなり良さそうなボロ宿発見。こういうのはネットでは見つけられませんでした。「扇屋旅館」。どうせならこっちに泊まりたかったと思ったのですが、いまさらしょうがありません。

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サーモンパーク周辺はGWなので、それなりに賑わっていました。ここで塩引き鮭を食べたらすごくおいしかったので、早速自宅用に大きな半身を買って、宅配便を頼みました。塩加減はかなりきつめなのですが、単なる塩ジャケとは違う、奥の深い味。

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ここにも軒先に大量の鮭が干してありました。

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あとさざえのつぼ焼きなんかでビールを飲んでいると、ある程度おなかがいっぱいになったので、お昼はそれくらいに抑えて、古い町屋巡りへ。

けっこう歩き回ってみましたが、想像以上に渋い建物が多かったです。どういう商売なのか、今でも営業しているのかよくわかりませんが、いろんな古い店が並んでいます。

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武家屋敷跡もありました。ここは有料だったので外観だけ見学。

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さらに歩き回っていると、「井筒屋」という旅館があり、喫茶店を営業していました。ここも今でも泊まれるならぜひとも泊まってみたいような古い旅籠。松尾芭蕉先生が泊まった跡だそうです。

ここでコーヒーを頼んで待っていたら、ほかのお客のところに店員がやってきて「コーヒーミルがショートして壊れたので、紅茶などではいかがでしょうか」と謝って回っていました。私のところにも来るかと思っていたら、普通にコーヒーが出てきました。私のはゴールドブレンドか何かだったのでしょうか????   謎です。

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そして、狙っていた吉永小百合シーンのお店もついに発見。すごくいい風情の店です。

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大勢の観光客でにぎわってました。数千とかいう鮭がぶらさがっていて、店の人が塩引き鮭の由来などを教えてくれます。村上の人はみんな親切でした。

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近くには粋な黒塀ゾーンもありました。

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そんなことをしているうちに夕方になってきたのでホテルに行くことにして、駅に戻ってタクシーに乗車。瀬波温泉といえば日本海に沈む夕日が有名なので、それに間に合うようにチェックインしないとしょうがありません。

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外観は上の写真のような感じ。少し昔の観光ホテルという雰囲気。私の感覚からいうと豪華ホテルなので、ぜいたくかなと思いましたが、たまにはいいかなと。そういうわけですので、このホテルは“ボロ宿”ではけっしてありません。

部屋は普通の洋室。ただし、全室オーシャンビューだと思います。

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1階ラウンジは節電のためかちょっと暗い感じ。大きな売店などもあり、設備は充分です。

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お風呂は大浴場のほかに、予約制の貸し切り風呂があるのですが、「本日はすでに予約で埋まっていて、入れるのは明日の朝になります」といわれたので、朝に予約を入れてもらいました。

大浴場には海を見渡せる露天風呂もついていて、なかなかいい感じなのですが、けっこう人が多くて写真は取れませんでした。下の写真はホテルのHPからお借りしました。

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ちなみに貸し切り風呂は下の写真のような感じ。大浴場も貸し切り風呂もオーシャンビュー。

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お風呂に入った後、部屋から夕日を見ていましたが、天候のせいかいまいちでした(笑)

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食事は地下の食堂で取りました。こっちは安いプランで泊まっているのでショボいかなと思っていたのですが、充分な内容でした。ここで生ビールを飲んだ上、スタッフの人のおすすめで地酒「〆張鶴」も飲んでみました。さすが地元だけにおいしかったです。ここの食堂スタッフは呼ぶとすぐ来てくれるし、お酒を何本飲んでも怒らないし、すごく親切でした。

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しかし周囲の客のテーブルには、これに加えて村上牛などが。小学生みたいな子供まで、牛のステーキやら陶板焼きやらを食べています。厳しい身分の違いを感じてしまいました(笑)

朝食はバイキング。塩鮭とか、郷土料理の汁ものとか、種類も豊富でなかなかおいしかったです。あと、漬物がうまかったですね。

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翌朝の帰りは最初、フロントの女性がクルマで送るといっていたにも関わらず、部屋に電話をかけてきて「手のあいている者がいないのでお送りできません」といってきました。そんな話はホテルに泊まっていて聞いたことがないのですが、運転する人がいないということならしょうがありません。

タクシーで行くつもりでいると、さらにまた電話がかかってきて「管理の者がお送りする手筈ができました」ということで、結局送ってもらえることになりました。「管理の者」でも誰でもいいわけですが、最初からはっきりしてほしいものです。ただここのフロントには非常にてきぱきした、有能かつ若くて美人のスタッフがいたので、私としては全体的な応対は良かったと思っています。

朝はチェックアウトした後の少しの時間に、ホテルの前の浜に出てみました。

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下は浜側から見たホテル。
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まだ寒いので誰もいませんが、夏であればすごくいい立地だと思います。周囲にもこんな感じの海に面したホテルがたくさん並んでいました。子供連れで海水浴を兼ねてくるとおもしろいところなのではないでしょうか。

さて、無事に村上駅まで送ってもらい、時刻表を見るとまだ1時間くらいありました。そこで駅前にある観光案内所にひまつぶしに寄ってみました。

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入り口に昔のばあちゃんみたいなリアルな人形がいてびっくりしましたが、これは案内所のおばちゃんが自分で作ったそうです。ここのおばちゃんはすごく親切な人で、いろいろ教えてくれました。

例えばきのうの夕日がいまいちだったのは、「黄砂の影響だ」ということなど。

大震災以後、一時は自粛ムードで、瀬波温泉も大量のキャンセルが出たそうです。観光客はバッタリ来なくなったそうですが、連休に入ってようやく客が増えてきたということです。被災地とは直接関係のない離れた観光地にも、さまざまな影響があったようでした。

電車の時間になったので、普通電車で酒田へ向いました。村上は期待以上におもしろい町で、どうせならクルマよりじっくり歩いてみたい感じの町。今度来る機会があれば、駅前の「扇屋旅館」に頼んでみようと思っています。

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[瀬波温泉  ホテル瀬波観光](2011年5月宿泊)
■所在地   新潟県村上市瀬波温泉1-2-66
■泉質  ナトリウム塩化物温泉
■楽天トラベルへのリンク→瀬波温泉 ホテル瀬波観光
 
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