最近、震災の影響もあって、まったく旅に出ていません。5月くらいまではおとなしくしているつもりです。被災地が落ち着いてきたら、その時はぜひとも訪問してみたいと思っています。

そういうわけでネタ不足なので、本来のテーマと違う古いネタをひとつ。2年前に台湾に行った話しです。そもそもこのブログにあえて「日本~」とつけているのは、海外まで範疇に入れてしまうと、シャレにならないような“ボロ宿”がいくらでもあり、主旨が違ってきてしまうからです。あくまでも日本国内で、自分が風情を感じる宿を訪ねていきたいというのが主旨です。

台湾にはツアーで行ったので、泊まったホテルも安宿とはいえ、最低限のレベルはクリアしていました。しかし街中には日本では考えられないような廃墟ビルや古い家がたくさんありました。すごく懐かしい印象。

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私は海外旅行に慣れていないので、どこに行ってもおもしろいのですが、台湾もすごくおもしろいところでした。特に屋台の雰囲気とか、食べ物は昔の日本にもあったであろう、闇市みたいな感じ。

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中華料理独特のにおいが立ちこめる中で、台湾ラーメンも食べてみましたが、あっさりしていてすごくおいしかったです。

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花蓮から台北に戻る時だけ電車も利用しました。豪華な駅弁が付いている、というのがツアーの売りのひとつで、確かになかなかすごい弁当でした。金属容器に入っていたので、いまだにこの容器をいろいろ便利に使っています。

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この時のツアーは、台北に1泊したあと高雄で1泊、次の花蓮で1泊、最後に再び台北に戻って1泊するという、台湾1周強行軍ツアーでした。

初日に泊まった台北の「新仕界飯店」は、かなり古いようでしたが、まあ日本にもよくある安いビジネスホテルみたいな感じ。

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ツアー全般にそんな感じのホテルでしたが、花蓮だけはけっこう豪華ホテルだったような気がします。最終日の台北も同じ「新仕界飯店」に泊まる予定だったのですが、前日にバスの中でツアーガイドが「最初のホテルに不満を感じた方はいらっしゃいますか」と聞いてきました。

よく聞いてみると「新仕界飯店」の予約がダブルブッキングになっていて、ツアーの中の数人が別のホテルに移らなければいけないという状況だったそうです。私は特に不満はなかったのですが、別のホテルにも泊まってみたいと思って、ホテルの変更をお願いしました。

それで最終日に泊まったのが「豪景大酒店」。英語名は「リバービューホテル」というそうで、確かに川沿いにありました。しかしここのホテルも安宿には変わりなく、しかも変な作りの部屋になっていました。おそらく2つの部屋の壁をぶちぬいて、1部屋にした感じ。洗面やトイレなどの設備も2つあり、妙に細長い変な部屋でした。

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こんなブログをやるとわかっていたら、部屋の写真もとっておけばよかったのでが、まったく撮影しておりません。残念です。

ところでこのホテルの朝食は12階の眺めのいい食堂でのバイキングでしたが、日本人は少なく、中国人が多いようでした。

大騒ぎしながら皿を大盛りにしている人々の中で、同じテーブルの一組の夫婦だけがひどく質素なものを選んでもくもくと食べているのが目につきました。肉まんとごはんとスープ。この夫婦は台湾の地方部から出てきた人なのでしょうか。たぶんいろいろ並んでいるおかずの中で、こういう質素なのが食べつけていて、好みなんでしょう。

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結局のところ、この時のツアーはあわただしく台湾を1周しただけで、じっくりと自分の足で歩いたのはほんの少し。特に台湾東部の先住民エリアはすごく魅力的な街が多かったので、ぜひとも再訪したいと思っています。

[台北  豪景大酒店](2009年4月宿泊)
■所在地  台湾台北環河南路一段77號

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