大分県中津市に用事があり、でかけたのは今年の2月。その時は小倉と門司に宿泊し、その話しも以前に書いたのですが、中津でもかなり惹かれる宿を発見しました。
外観を見ただけでどんな様子なのか、営業をしているのかもわかりません。しかし、歴史を持つ名旅館という雰囲気です。
中津に行くのは3回目で、数年前に一度、中津城や福沢諭吉せんせいの生家などを訪ねたことがありました。今回も少し時間があったので、もう一度中津城でも行ってみるかと思って歩いていて発見した宿です。
中津駅につくと駅前に福沢せんせいの像。
商店街の中に休憩所みたいのがありました。そこで時節柄、雛人形が飾ってあったのでしばし見学。
もう、たたずまい全体がたまらなくいい雰囲気。こんなのがあるのなら、中津に泊まることにすれば良かったと思いました。しかし、営業の状況については詳しく調べていないので、わかりません。ネットで調べた範囲では営業しているようにも見えるのですが。
最近は木造3階建てを発見するだけで、うれしくなってしまいます。こんな貴重な宿は、ぜひ長く残してほしいと思わずにはいられませんでした。
歩いていると、あちこちに城下町時代の遺構を紹介する看板もあります。
そして中津城に到着。なかなかきれいな城なのですが、天守は模擬天守で、さほどの価値はありません。前にここにきた時は野良猫と遊んだ記憶があるのですが、寒いせいか、彼らは見当たりませんでした。
中津が城下町だということはわかりますが、詳しい歴史は知りません。しかしかなり古い雰囲気の建物が残っている感じがします。
比較的新しく見える市営住宅を発見しましたが、なかなか渋い雰囲気で、街の雰囲気をこわさないようなデザインを意識しているようです。
さらに駅に戻る途中で宿を発見。「旅館 大同館」。
いろいろ宿があるということは、明治、大正以降もそれなりに需要があったのだと思います。最近はどうなのか‥。ビジネスホテルに負けずにがんばってほしい。