先日、京都で2時間くらい時間があったので、四条河原町あたりでお昼を食べようと、京都駅からバスに乗って行ってみました。京都駅で何でも食べられるのですが、京都の知らない店でラーメンでも食べてみようかと。

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四条河原町はあいかわらず人だらけ。うんざりしていると「先斗町」と書いた看板を見つけたので、ゴミゴミした表通りから避難する意味もあり、ちょっとのぞいてみることにしました。「ぽんとちょう」というな変な名前の由来なども書いてあったような気がします。

長い歴史のある京都の中では新興の花街でしょうが、表通りの混雑とはうって変わって静かで、伝統を感じさせる情緒のある通りです。風流な宿でもあったら見学しようと思いました。

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「先斗町」と聞くと私の場合、反射的に古人が残したある一節を思い起こしてしまいます。「どのような場所にどんなきれいな雪が降ろうとも、いったん溶けてしまえば、どこにでもあるただの水に過ぎない    」という深遠な哲学。

それはともかく、せっかくなので先斗町に入る前に、鴨川の河川敷沿いを三条大橋まで歩いてみることにしました。その昔、出雲の阿国が人気を集めたまさにその現場です。いまではカップルが集まる名所。例の納涼床がたくさん並んでいます。

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この日は時間が早いのかカップルはいなくて、掃除中の店の人にちょっかいを出そうとしている猫がいました。

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舞妓さんが「鴨川をどり」を練習するという先斗町歌舞練場も見えます。

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三条大橋まで行って、今度は高瀬川に沿うような感じで折り返し、先斗町に入り込みました。ちなみにしつこいようですが、私は「高瀬川」と聞くと夕焼けの景色を思い出します。

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とにかく真っ昼間の先斗町はあまり店は開いてませんでしたが、やはりいい雰囲気の通りでした。町家風とはいっても、高そうな店が多いですけど、気軽にお昼を食べられそうな店もありました。

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軒がつらなる隙間から、鴨川を眺めて休憩している2人の美人旅行者もいました。


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宿も発見。「三福」という片泊まりの宿です。建物は古くて目立たないけれど、たぶん有名な旅館のような気がします。朝食だけ付いて、かなりの料金設定になっているはずです。でもその朝食がまたおいしいんでしょうね。宿自体がすごくいい雰囲気なので、一回くらい泊まってみたいと思いました。ここにひっそりと泊まって、実は祇園あたりで晩ごはんを食べる。このブログらしからぬふるまいかもしれませんが、やってみたい(笑)

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こうしてまた河原町駅付近に戻ってきました。この付近にもちょっと裏に入るとなかなかいい感じの通りがあります。

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京都というところは、日本特有の歴史遺産があちこちに残っている唯一無二の特別な都市なので、部分としてはすばらしい景観があるわけです。しかし全体としてはどこにでもあるただの雑駁な地方都市にしか見えません。いまさらいってもダメだと思いますが、せっかくの都市の個性を殺してきたのは、すごくもったいないと思います。

なお、お昼は高瀬川に面したラーメン屋に入ってみましたが、失敗に終わりました。

[三福](2010年9月見学)
■所在地   京都市中京区先斗町三条下ル
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