テレビドラマ「日本ボロ宿紀行」で2月22日深夜に佐原の木の下旅館が登場しました。現在は「お食事処 木の下」になっています。

実はこの回、現場に呼んでもらい、出版社の担当編集者と一緒に撮影を見学していました。原案者としてみなさんに紹介もしていただき、その場ではドラマをすごく楽しみにしているという気持ちだけ伝えてきました。

下のシーンの時は隣りの部屋に隠れて後ろから見ている状況。短いシーンなのに、いろんな角度から何度も繰り返して撮っているのを見て、ドラマ製作という仕事は、キャストもスタッフもつくづく楽ではないなと感じました。

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私が「木の下旅館」に泊まったのは、2010年1月なので9年前です。当時の記事はこちら

ロケの時にご主人や女将さんとも久しぶりのあいさつがてら、いろいろ話をしました。私が訪問した後東日本大震災の被害などもあり大変な時期もあったようですが、本に掲載したことは喜んでくれていて、今回のドラマについても宿は休業してしまったけれど、できる限り協力していただいたようです。前と比べるとだいぶ体は弱ってきたということでしたが、あいかわらず話しぶりは元気で、近頃は佐原も外国人観光客がずいぶん増えたといっていました。旅館を転業する形で娘さんが運営するトンカツ屋も繁盛しているようです。

その後、前に来たときも寄った小堀屋本店で蕎麦を食べ、すぐ近くにある「佐原町並み交流館」で町の古い建物を再現したジオラマコーナーを見学。

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たくさんのジオラマがある中で「木の下旅館」もかなり緻密に再現されています。

今回の第5話では風情ある「木の下旅館」の魅力を十分に見せてくれていますが、もうひとつの見どころは佐原の町を背景にした桜庭龍二「旅人」のPV。
 
まだ見ていない方にはぜひ見ていただきたい傑作です(笑)。