「温根湯温泉(おんねゆおんせん)」は、2005年に北海道をバイクツーリングしたときに寄った温泉です。ここにはド迫力のゴーストタウンがあって強く印象に残っています。

当時は北見からほど近い留辺蘂(るべしべ)という町にありましたが、今は合併によって北見市に含まれていると思います。北見から石北峠方面に向かう国道39号線沿いにあります。

この日は屈斜路湖畔の「川湯温泉」を出発したのですが、雨に降られてあまり長距離を走る気力がなくなり、北見で休憩中に急きょ近場に泊まることにしました。その結果、地図などで調べてどうせなら温泉に泊まろうと思って、当日予約を入れたわけです。

温泉街についてみると、一見すると大規模な温泉ホテルもあり、アーケードの商店街や飲食店もある大きな町並みなのですが、実際に近くにいってみると店の多くが廃業してしまったシャッター通りで、宿泊施設も営業していないようなところもありました。

北海道ではよくあるパターンですが、炭坑や鉱山などを背景に急速に繁栄し、その後産業が廃れるとともに過疎化し、一気に寂れた感じの街でした。夕張市にいった時も感じたのですが、徐々に寂れていく分には街もそれに合わせて変わっていけるのですが、あまりに急速な衰退だと無残な状況が露わになってしまいます。

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私たちが泊まったのは「ホテル つゝじ荘」という宿。ここも大きな建物でしたが、見るからにうらぶれた感じでした。私自身はこんな雰囲気嫌いではないのですが、入り口は狭くロビーは暗く、なかなか人が出てきません。普通のファミリー客などはちょっとひいてしまう感じがありました。食事は広間で食べる時に見たところ、私たち以外の宿泊客は団体旅行のバスの運転手さんとバスガイドさんのような感じの二人だけでした。

部屋はきれいにしてあるのですが、ちょっと造りが変で入り口が別方向に2箇所ありました。おそらく前は2つの部屋だったのをぶちぬいて1部屋にした感じです。そのせいか部屋の形もなんとかなく2つのゾーンに分かれたような落ち付きの悪い形になっていました。

窓を開けて網戸を開けようとしたら、網戸がはずれて1階まで落ちていってしまいました。その節は申し訳ありませんでした。

出発!!

近くには道の駅や、白いイトウが見られる「山の水族館」といったスポットもあるのでいってみましたが、そのあとのシャッター通りの衝撃が大きく迫力は強烈でした。この頃はこんなブログをやるとは思っていなので写真もほとんど撮っていません。惜しいことをしたと思っています。

安く泊まれる温泉もあり、山や川に寄り添った立地条件の良い温泉街だと思います。勝手な想像ですが、おそらく歓楽色の強い団体旅行向けの温泉街として発展してきたために、逆に衰退した時のわびしさがひときわ感じられるのだと思います。ただ団体旅行向けの温泉場として栄えたところも、熱海にしても鬼怒川にしても最近になって復権してきています。温根湯温泉も、鉱山で賑わった時代の歴史を踏まえた観光開発がうまくいけば何よりだと思います。

[温根湯温泉 ホテルつゝじ荘」(2005年5月宿泊)
■場所 〒091-0170 北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉392(住居表示は変わっている可能性があります)
■泉質 弱アルカリ単純泉

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